2008年11月21日
北海道の川を旅する《幻の歴舟川07 6/E》
タイトルに歴舟川と書いていますが、実際下る川は『後志利別川』です。
寒い夜
今金町内のスーパーで、バーベキューの具材を購入した。
今夜は寒く、曇天の中でのキャンプになる。
無洗米を買い、コッヘルで炊く。
屋外で米を炊くのは、実は初めての体験だ。
水の量を少し誤り、コゲコゲのかたいメシが出来上がった。
焚き火が風にあおられてゴォーと燃える。
肉はジュージューと焼ける。
スライスしたジャガイモはこげる。

続きを読む
寒い夜
今金町内のスーパーで、バーベキューの具材を購入した。
今夜は寒く、曇天の中でのキャンプになる。
無洗米を買い、コッヘルで炊く。
屋外で米を炊くのは、実は初めての体験だ。
水の量を少し誤り、コゲコゲのかたいメシが出来上がった。
焚き火が風にあおられてゴォーと燃える。
肉はジュージューと焼ける。
スライスしたジャガイモはこげる。
続きを読む
2008年11月21日
北海道の川を旅する《幻の歴舟川07 5》
実際下ってるのは、日本一の清流(国土交通省調べ:失笑対象)『後志利別川』です。
寒さに屈す
焚き木集めで、生足で対岸に渡り数回往復するといった暴挙に出た我々に、ついに天罰が下る。
(いや、罰を受けるような行為ではないけど…)
また太陽は雲に隠れ、水辺独特の冷たい風が吹き始めた。
それも、けっこう強く。。
アッという間に寒くなった、正確には冷たくなった我々は、耐えきれずパンツから着替える。
おぉぉ・・・・・・
続きを読む
寒さに屈す
焚き木集めで、生足で対岸に渡り数回往復するといった暴挙に出た我々に、ついに天罰が下る。
(いや、罰を受けるような行為ではないけど…)
また太陽は雲に隠れ、水辺独特の冷たい風が吹き始めた。
それも、けっこう強く。。
アッという間に寒くなった、正確には冷たくなった我々は、耐えきれずパンツから着替える。
おぉぉ・・・・・・
続きを読む
2008年11月19日
北海道の川を旅する《幻の歴舟川07 4》
実際下ってるのは、日本一の清流(国土交通省調べ:失笑対象)『後志利別川』です。
苦しい川下り
度重なるライニングダウンでカヌーの中は水浸しだった。
ケツが濡れると、やけに寒いものだ。
そのケツも既にビショビショ。
向かい風はいつまでたっても止まず、空を覆い始めた雲は、地上からどんどん温度を奪っていく。
つまり、ものっすごい寒さなんです。
露出した腕や顔は冷え、正直やんなっちゃってた。
「まだかーーーっ!」
「ぜんっぜんまだだーーーーっ!」
こんなやりとりが延々続く。
続きを読む
苦しい川下り
ケツが濡れると、やけに寒いものだ。
そのケツも既にビショビショ。
向かい風はいつまでたっても止まず、空を覆い始めた雲は、地上からどんどん温度を奪っていく。
つまり、ものっすごい寒さなんです。
露出した腕や顔は冷え、正直やんなっちゃってた。
「まだかーーーっ!」
「ぜんっぜんまだだーーーーっ!」
こんなやりとりが延々続く。
続きを読む
2008年11月12日
北海道の川を旅する《幻の歴舟川07 3》
タイトルに歴舟川と書いていますが、実際下る川は『後志利別川』です。
川の流れのように
出発直後の瀬の後に現れるやさしい流れの中でビールをあけた。
「カンパイ!ウィーッ!」
川の上で飲むビールがウマイから川を下っている、という人もいるぐらい、この飲酒は魅力的だ。
天気は晴れて、気温も高く感じる。
ゆっくりとパドルを川面に入れる。
それにしてもやはり水量が少ない。
続きを読む
川の流れのように
「カンパイ!ウィーッ!」
川の上で飲むビールがウマイから川を下っている、という人もいるぐらい、この飲酒は魅力的だ。
天気は晴れて、気温も高く感じる。
ゆっくりとパドルを川面に入れる。
続きを読む
2008年11月06日
北海道の川を旅する《幻の歴舟川07 2》
タイトルに歴舟川と書いていますが、実際下る川は『後志利別川』です。
今金町
今回、突如としての行き先変更、そして単独行からタンデム行へと変化した旅。
パートナーも去年と同じくKKである。
曇天の札幌を朝7時半に出発した。
途中のコンビニでパンと飲み物を買い込み、クルマを走らせる。
中山峠を越え、雲がかかって下半分ぐらいしか見えない羊蹄山を望み、豊浦町で太平洋側に出、長万部を経て今金町へと至る。
今金町は、後志利別川が流れる流域の町である。
その歴史は後志利別川とともにあると言っていい。
まだ江戸時代の頃、川の上流で砂金が見つかった。
ユーコンのゴールドラッシュ同様、こちらも砂金を追う者たちで賑わった。
その後、様々な鉱物資源が発見され、町は徐々に繁栄をみせた。
しかし絶対的に資源に恵まれているとは言えず、いつしか農作物(じゃがいも)が代表的な産物となった。
鉱業から農業へ。
町は変貌を遂げた。
これはこの町だけのことではなく、それほど鉱物資源に恵まれているとは言えない日本は、時代とともに鉱物資源を輸入に頼るようになった。
日本各地に今金町と同じような足跡をたどった町がたくさんある。
産業を変えるしか、生き残って行く事ができなかったのだ。
続きを読む
今金町
今回、突如としての行き先変更、そして単独行からタンデム行へと変化した旅。
パートナーも去年と同じくKKである。
曇天の札幌を朝7時半に出発した。
途中のコンビニでパンと飲み物を買い込み、クルマを走らせる。
中山峠を越え、雲がかかって下半分ぐらいしか見えない羊蹄山を望み、豊浦町で太平洋側に出、長万部を経て今金町へと至る。
今金町は、後志利別川が流れる流域の町である。
その歴史は後志利別川とともにあると言っていい。
まだ江戸時代の頃、川の上流で砂金が見つかった。
ユーコンのゴールドラッシュ同様、こちらも砂金を追う者たちで賑わった。
その後、様々な鉱物資源が発見され、町は徐々に繁栄をみせた。
しかし絶対的に資源に恵まれているとは言えず、いつしか農作物(じゃがいも)が代表的な産物となった。
鉱業から農業へ。
町は変貌を遂げた。
これはこの町だけのことではなく、それほど鉱物資源に恵まれているとは言えない日本は、時代とともに鉱物資源を輸入に頼るようになった。
日本各地に今金町と同じような足跡をたどった町がたくさんある。
産業を変えるしか、生き残って行く事ができなかったのだ。
続きを読む
2008年11月06日
北海道の川を旅する《幻の歴舟川07 1》
突然のメール
「明日はいよいよ歴舟川ぞ!」と息巻いていた2007年6月22日。
一通のメールが入った。
『明日どうすんだ?余市川の天気、あんっまり良くなさそうだぞ』
前の年、道南の後志利別川を一緒に旅した友人KKからであった。
ちなみに歴舟川は、北海道の東部、大樹町を流れ太平洋に注ぐ川だ。
余市川というのは札幌からも比較的近く、その気になれば日帰り川下りもできる川で、仁木町・余市町を流れ日本海へと流れ出る。
「ん…?余市川…なんのことだ?」
続きを読む
「明日はいよいよ歴舟川ぞ!」と息巻いていた2007年6月22日。
一通のメールが入った。
『明日どうすんだ?余市川の天気、あんっまり良くなさそうだぞ』
前の年、道南の後志利別川を一緒に旅した友人KKからであった。
ちなみに歴舟川は、北海道の東部、大樹町を流れ太平洋に注ぐ川だ。
余市川というのは札幌からも比較的近く、その気になれば日帰り川下りもできる川で、仁木町・余市町を流れ日本海へと流れ出る。
「ん…?余市川…なんのことだ?」
続きを読む