2010年07月31日
北海道の川を旅する 《後志利別川10 後2》
下りに突入
前出の頭首工から下を歩き、我々は住吉橋上流すぐのA地点へとやってきた。
ここからいよいよ、本格的な川の流れに突入だ。
まずは青いシットオンと赤いファルトで記念撮影。

A地点から住吉橋をくぐった直下には1級+の短い瀬が待ち受ける。

M野氏とともに、橋に上がってスカウディング。
本流を読んで、コースをイメージして、頭に叩き込むことを教える。
僕はここを何度も下って知っているが、知らないと脇の岩にひっかかり、横転沈である。
しかし、細かく説明するのもめんどくさいので、
「おれのルートに、ついて来てください!」
で最終的には終わらせてしまった。
川下り初体験の人に、瀬に突っ込む時のアドバイスとしては最良の一言である。 続きを読む
前出の頭首工から下を歩き、我々は住吉橋上流すぐのA地点へとやってきた。
ここからいよいよ、本格的な川の流れに突入だ。
まずは青いシットオンと赤いファルトで記念撮影。


A地点から住吉橋をくぐった直下には1級+の短い瀬が待ち受ける。

M野氏とともに、橋に上がってスカウディング。
本流を読んで、コースをイメージして、頭に叩き込むことを教える。
僕はここを何度も下って知っているが、知らないと脇の岩にひっかかり、横転沈である。
しかし、細かく説明するのもめんどくさいので、
「おれのルートに、ついて来てください!」
で最終的には終わらせてしまった。
川下り初体験の人に、瀬に突っ込む時のアドバイスとしては最良の一言である。 続きを読む
2010年07月23日
北海道の川を旅する 《後志利別川10 後1》
再び後志利別川へ
2週間前に陰気な川ソロキャンをやり、水のお陰で見事に復活した僕であった。
陽気にやろーぜぃ。
楽しいことは多い方がイイに決まってる。
今年2度目の後志利別川は、会社の先輩M野氏とのタンデム行だが、今までのタンデム行とは違う事がある。
2艇なのだ!やった!
これこれ。
これをやりたかったんだ。
2人艇でのタンデムは何度も経験したけど、面白くなくはなくむしろまぁ面白いんだけど、一人1艇で行く川旅に憧れ続けていたわけだ。
それには手っ取り早くカヌークラブとかに属すのがいいんだろうが…
僕もカヌーを始めた最初の頃はそういうクラブに入ろうと思ってはいたのだけれど。
続きを読む
2週間前に陰気な川ソロキャンをやり、水のお陰で見事に復活した僕であった。
陽気にやろーぜぃ。
楽しいことは多い方がイイに決まってる。
今年2度目の後志利別川は、会社の先輩M野氏とのタンデム行だが、今までのタンデム行とは違う事がある。
2艇なのだ!やった!
これこれ。
これをやりたかったんだ。
2人艇でのタンデムは何度も経験したけど、面白くなくはなくむしろまぁ面白いんだけど、一人1艇で行く川旅に憧れ続けていたわけだ。
それには手っ取り早くカヌークラブとかに属すのがいいんだろうが…
僕もカヌーを始めた最初の頃はそういうクラブに入ろうと思ってはいたのだけれど。
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2010年07月14日
北海道の川を旅する 《後志利別川10 前3》
地蔵効果
夜中の2時頃、目が覚めたが特にコレといって霊現象みたいのも起きてない。
瀬音がやさしく響く。
そのまままた寝てしまった。
きっと地蔵様が僕をお守りしてくれたのであろう。
と、一応考えておこう。
すっかり僕の食事の新定番となった『どんべえ(そば)+さんま蒲焼缶詰』。
これは間違いなくうまい。
そう言えば今日は、妻子とその友達グループが滝野でキャンプをする日である。
川を上がったら合流する約束。
我ながらタフである。
川で遊んで180km戻って、再びキャンプなんである。
がんばらねば。
サッサと川下りを終えて、サッサと風呂に入って、サッサと滝野を目指さねばなるまい。
キャンプ道具をまとめてクルマに放り込む。
残るはボイジャー。
当然ながら川下りをしなくては。
しかしこの時、長距離を行く気持ちはサラサラなく、地蔵のあるA地点から出発してB地点までの超短距離川下りである。

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夜中の2時頃、目が覚めたが特にコレといって霊現象みたいのも起きてない。
瀬音がやさしく響く。
そのまままた寝てしまった。
きっと地蔵様が僕をお守りしてくれたのであろう。
と、一応考えておこう。
すっかり僕の食事の新定番となった『どんべえ(そば)+さんま蒲焼缶詰』。
これは間違いなくうまい。
そう言えば今日は、妻子とその友達グループが滝野でキャンプをする日である。
川を上がったら合流する約束。
我ながらタフである。
川で遊んで180km戻って、再びキャンプなんである。
がんばらねば。
サッサと川下りを終えて、サッサと風呂に入って、サッサと滝野を目指さねばなるまい。
キャンプ道具をまとめてクルマに放り込む。
残るはボイジャー。
当然ながら川下りをしなくては。
しかしこの時、長距離を行く気持ちはサラサラなく、地蔵のあるA地点から出発してB地点までの超短距離川下りである。

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2010年07月05日
北海道の川を旅する 《後志利別川10 前2》
強引的場所移動
間もなく日陰になると思われるB地点から、地蔵がそばにあるものの日差しが最後まで続きそうなA地点へ移動する。
小物はクルマに積んで移動できたが、テントをどうしようかと迷った末、組みあがったまま持ち上げてそのままかついで歩き移動。
時間はもうすでに2時を回っている。
もしこれから出発地点に定めた『新花石橋』まで行き、そこから下ってA地点まで行こうとすると…
チャリ移動30分、組立て40分、川下りが多分順調にいって2時間半ぐらいかと。
思いっきり日暮れ時になってしまう。
ダメだ、こりゃダメだ。
そのままフネとパドルを新花石橋に放りっぱなしというのも問題があるので、撤収のため移動する。
なんて無駄な時間なんだ。
食材、荷物、場所、フネ、全て落着いたのは結局4時頃。
ようやく自由時間なのである。
しかしながら諸業務による拘束時間は、全て自分が生んだ結果である。
さみし。

遊ぶ時間を極力多くとりたかった。
遊ぶといえば、僕の宝物のひとつ、サックス。
それを取り出して、一枚岩の上でヘタクソに吹こうではないか。
続きを読む
間もなく日陰になると思われるB地点から、地蔵がそばにあるものの日差しが最後まで続きそうなA地点へ移動する。
小物はクルマに積んで移動できたが、テントをどうしようかと迷った末、組みあがったまま持ち上げてそのままかついで歩き移動。
時間はもうすでに2時を回っている。
もしこれから出発地点に定めた『新花石橋』まで行き、そこから下ってA地点まで行こうとすると…
チャリ移動30分、組立て40分、川下りが多分順調にいって2時間半ぐらいかと。
思いっきり日暮れ時になってしまう。
ダメだ、こりゃダメだ。
そのままフネとパドルを新花石橋に放りっぱなしというのも問題があるので、撤収のため移動する。
なんて無駄な時間なんだ。
食材、荷物、場所、フネ、全て落着いたのは結局4時頃。
ようやく自由時間なのである。
しかしながら諸業務による拘束時間は、全て自分が生んだ結果である。
さみし。

遊ぶ時間を極力多くとりたかった。
遊ぶといえば、僕の宝物のひとつ、サックス。
それを取り出して、一枚岩の上でヘタクソに吹こうではないか。
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2010年07月02日
北海道の川を旅する 《後志利別川10 前1》
病体
僕は著しく病んでいた。
この4月から技術職から営業職へ何の前触れなしにコンバートされ、変わった営業職で全く先が見えずに掴まされた物件に振り回された。
契約ができないまま納期だけがどんどん近付く。
毎日が恐さでいっぱいで、日に日にその恐さも膨れ上がり、夢にまでその事がリンクされ、まさに寝ても覚めても精神的に休まることがない期間が続いた。
せっかくカネを払って習いにいっている音楽教室も、スポーツジムもまったく行く気がしない。
しかし、6月11日が迫る。
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僕は著しく病んでいた。
この4月から技術職から営業職へ何の前触れなしにコンバートされ、変わった営業職で全く先が見えずに掴まされた物件に振り回された。
契約ができないまま納期だけがどんどん近付く。
毎日が恐さでいっぱいで、日に日にその恐さも膨れ上がり、夢にまでその事がリンクされ、まさに寝ても覚めても精神的に休まることがない期間が続いた。
せっかくカネを払って習いにいっている音楽教室も、スポーツジムもまったく行く気がしない。
しかし、6月11日が迫る。
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