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Posted by naturum at

2009年10月29日

北海道の川を旅する《歴舟川 8》

 歴舟橋へ

ゴールへ向かう漕行となる。
最終日。

 「前日別れたAさん親子は5日間を川に費やせるんだ…いいなぁ…」

うらやましくなる。
今日、河口まで下ってしまうのがとてももったいない。
まずは歴舟橋をひとつの目安にする。
1/25000の地形図で距離感をつかむと、昨日から変わらず美しい流れにバウを差し込んだ。

川全体から考えると、もう下流域でもおかしくはないが、かなりの流速がある。
ジャンジャン瀬も出てくる。
ある一級の瀬の下で、「魚写らないかな…」と思い水中を撮影してみた。

 

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Posted by 餅 at 21:59Comments(2)0909歴舟川

2009年10月22日

北海道の川を旅する《歴舟川 7》

 無人の川原の夜の話

僕はどんなに厳しいキャンプでもこれだけは譲れないことがある。
それは、パジャマだ。
僕はパジャマを着ての就寝じゃないと眠れない、シャイな感じのアウトドアラーなのだ。(シャイとは何だ。)
今回は寒さ対策のため、セーターを上に着たり、スウェットのズボンを重ね着してはいるが。。
しかし、寒い。
ケツが非常に寒い。
そしてもう一つの問題点、野性動物(ヒグマ)の脅威が気にかかる…
思い出される昨日ひろった、熊の毛がもそっと付いた焚き木。
歴舟川事前リサーチ(ネット)で出てきた、川原に残されたクマの糞や足跡の情報。

コワヒ…(・_・;)

小さな音にもビクッとして気が気じゃない。
瀬の音に混じって(霊的な)声が聞こえるような気がする。
イヤなのに僕にはたまにおかしなものが見えたり聞こえたりすることが、本当にある…

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Posted by 餅 at 23:01Comments(2)0909歴舟川

2009年10月14日

北海道の川を旅する《歴舟川 6》

 大樹橋

予定していた補給ポイントである大樹橋に到着。
艇を左岸に着けた後、一本の水路をジャブジャブと渡って本当の岸に着く。
大樹橋左岸は公園化されており、地域住民の憩いの場になっている。
川から突然現れた、こきたない身なりの僕に、たむろしていた女子高生たちがギョっとして振り返る。
僕の体からはしとしとと水滴が落ち、日本手ぬぐいを巻いていた頭はミスター・オクレさながらのぺっとりした髪型である。
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Posted by 餅 at 22:38Comments(2)0909歴舟川

2009年10月04日

北海道の川を旅する《歴舟川 5》

 中流の流れ

歴舟川は日高山脈を源とし、途中ヌビナイ川、歴舟中の川などの清洌な流れを迎え入れ、大樹町だけを流れる清流だ。
その流れの中ほど、名艇ボイジャーとともに僕は下っていた。

思わずため息が出るほどの美しい流れ。

 「うわぁ…」

しばらく行くと左岸側は切り立った壁となる。
片側だけながら、感動的なゴルジュ帯だ。

 

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Posted by 餅 at 23:46Comments(2)0909歴舟川

2009年10月03日

北海道の川を旅する《歴舟川 4》

 出発の朝

ずいぶん遅く起きた。
小用の限界まで寝袋から出たくなかった。
寒かったので夜中に何度も目が覚めたのである。

テントから這い出すと、すでに昨日の親子連れは出発の準備をしている。

 「おはようございます!」

挨拶は元気良く!!
旅の予定を聞いたり。そしてしばらく話し込む。
川旅の終了は、河口でキャンプ一泊、翌日にタクシーに迎えに来てもらうのだそうだ。
あのキラキラした河口で一泊、かぁ。
羨ましく思いつつ、僕には僕の旅があると改めて感じる。
シルバーウィークの5連休(サービス業の方、ホントすみません)、前半は歴舟川、後半はある恩人と合流して積丹でシーカヤックの予定である。

簡単な朝食をとり(全ての食事が簡単なのだ)、一服する。

 



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Posted by 餅 at 01:19Comments(0)0909歴舟川

2009年10月01日

北海道の川を旅する《歴舟川 3》

 旅路の歌

転がり続けて歌うよ 旅路の歌を~~ (奥田民生『さすらい』より)

公園でランチをとった後、再び尾田を目指して漕ぎ上がる。
さすがに疲れてきてはいたが、普段からロングサイクリングにはある程度自信がある。
会社まで片道14キロの道のりを、週に何度かこいでいる。
それに比べれば、この信号のない、クルマも少ない道はたやすいものだ。
約2時間の走行。
ついにカムイコタンキャンプ場脇の神居大橋が見えた!

 「ヒャッホゥ!!」

テンションが上がり、思わず立ちこぎする。
無事にテントサイトに戻ってこれた。

 

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Posted by 餅 at 21:28Comments(4)0909歴舟川
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