2011年01月29日
世界遺産で鳥 その1
今年最初のお楽しみがやってきた。
うちの子ノエと、知床2泊3日父子旅行だ。
この旅のお目当ては『鳥』。
この時期、シベリアから知床周辺に相当数渡ってきていると思われる、オオワシ・オジロワシを標的とした探鳥に出かけるのだ。
僕の鳥好きの歴史は浅い。
元々は、川下りをしている時にやたらと会う鳥達が気になり出し、せめて出会った鳥の名前ぐらいは知っておきたいなと思ったのがきっかけだ。
3年ほど前であったか。
鳥の名前を覚えて、判別が出来るようになりたいと買ってきた『ポケット野鳥図鑑』。
ある日これを眺めているとノエがやたらと興味を示した。
「かわいい、かわいい!」の連発で、すっかり鳥に心を奪われた様子であったのを覚えている。
その後、たまに鳥見のためにバードサンクチュアリに出かけたり。
そしてついに昨年、僕とノエはもっと情報を入手すべく”日本野鳥の会”に親子で入会したのである。
そして徐々に鳥の知識を集め出したが、僕もノエも最大の興味を抱いたのは、最も力強く凛々しい猛禽類であった。
日本で見られる猛禽類の中で最大級、それも天然記念物であるオオワシ・オジロワシは、当然ながら僕とノエの”見たい”心を絶えずくすぐっていた。
翼開長で2mを超える。
こんな大物、なかなかお目にかかれるものではないではないか。
10月末頃から彼らの渡りは始まり、11月にそのピークを迎え、多いときには百羽単位の群れでの壮大な渡りもあると言う。
この11月をターゲットにして知床行きを目論んだが、いろいろ調べていると『渡りの無い日もある』らしく。
札幌からはるばる知床までは電車で7時間ほどかかる。
行ったはいいがそれが見られないと、相当悲しいのである。
タイミングとしては流氷が接岸するか否かあたりが、知床に居残った彼ら(多くは北海道各地や、一部本州にも渡っていくらしい)が最も活発に姿を見せるという情報もあわせて得ていた。
確実に見たいのなら、後者である。
子供の冬休み中の期間である1月14日を出発日に決めた。
電車の旅といえば、ビールである。
ちょうど一ヶ月前に電車のキップを入手した僕は、当日の朝から車内で缶ビールをあける自分の姿を想像してニンマリしていた。
しかし、事態はそんなに甘くなかった。
札幌から電車で網走に着いた後、ホテルを予約した斜里までの移動の中で、探鳥にはかかせない重要なスポットである『濤沸湖』があることに気がついた。
ここは素通りするわけにはいかない。
この旅の本質は、鳥にある。
その事に気がつき、網走からはクルマを使った移動でないと十分に楽しめないことに気がついた。
くそう…
いつものような酒まみれの一人旅のようには、いかないのである。
結局、3日間のレンタカーを予約し、酒は帰りの電車でグビグビやることで魂を鎮める事とした。
姿を見せてくれよー?オオワシ、オジロワシ。
うちの子ノエと、知床2泊3日父子旅行だ。
この旅のお目当ては『鳥』。
この時期、シベリアから知床周辺に相当数渡ってきていると思われる、オオワシ・オジロワシを標的とした探鳥に出かけるのだ。
僕の鳥好きの歴史は浅い。
元々は、川下りをしている時にやたらと会う鳥達が気になり出し、せめて出会った鳥の名前ぐらいは知っておきたいなと思ったのがきっかけだ。
3年ほど前であったか。
鳥の名前を覚えて、判別が出来るようになりたいと買ってきた『ポケット野鳥図鑑』。
ある日これを眺めているとノエがやたらと興味を示した。
「かわいい、かわいい!」の連発で、すっかり鳥に心を奪われた様子であったのを覚えている。
その後、たまに鳥見のためにバードサンクチュアリに出かけたり。
そしてついに昨年、僕とノエはもっと情報を入手すべく”日本野鳥の会”に親子で入会したのである。
そして徐々に鳥の知識を集め出したが、僕もノエも最大の興味を抱いたのは、最も力強く凛々しい猛禽類であった。
日本で見られる猛禽類の中で最大級、それも天然記念物であるオオワシ・オジロワシは、当然ながら僕とノエの”見たい”心を絶えずくすぐっていた。
翼開長で2mを超える。
こんな大物、なかなかお目にかかれるものではないではないか。
10月末頃から彼らの渡りは始まり、11月にそのピークを迎え、多いときには百羽単位の群れでの壮大な渡りもあると言う。
この11月をターゲットにして知床行きを目論んだが、いろいろ調べていると『渡りの無い日もある』らしく。
札幌からはるばる知床までは電車で7時間ほどかかる。
行ったはいいがそれが見られないと、相当悲しいのである。
タイミングとしては流氷が接岸するか否かあたりが、知床に居残った彼ら(多くは北海道各地や、一部本州にも渡っていくらしい)が最も活発に姿を見せるという情報もあわせて得ていた。
確実に見たいのなら、後者である。
子供の冬休み中の期間である1月14日を出発日に決めた。
電車の旅といえば、ビールである。
ちょうど一ヶ月前に電車のキップを入手した僕は、当日の朝から車内で缶ビールをあける自分の姿を想像してニンマリしていた。
しかし、事態はそんなに甘くなかった。
札幌から電車で網走に着いた後、ホテルを予約した斜里までの移動の中で、探鳥にはかかせない重要なスポットである『濤沸湖』があることに気がついた。
ここは素通りするわけにはいかない。
この旅の本質は、鳥にある。
その事に気がつき、網走からはクルマを使った移動でないと十分に楽しめないことに気がついた。
くそう…
いつものような酒まみれの一人旅のようには、いかないのである。
結局、3日間のレンタカーを予約し、酒は帰りの電車でグビグビやることで魂を鎮める事とした。
姿を見せてくれよー?オオワシ、オジロワシ。
