2013年10月14日
四国の川を旅する《四万十川 13》
かわらっこを出発
この日が四万十川最後の日となることを決めた昨日。
僕は、”岡山に帰る”ことにしたのだ。
TちゃんJ子家族とともに。。
というワケで、最終日の朝なのであった。
朝の目覚めから、すぐに撤収にかかる。
荷物をまとめながら、結局短い間ではあったが、心に大きな印象を刻みつけたこの旅のことを考えていた。
思えば、カツオのタタキに完全にやられてしまった高知初日。
四万十に移動してきてからは、雨にふられる事が多かった。
増水で落胆しつつ、天候の合間を縫うように川を下り、道の途中で旅人同士が出会い、そして別れてきた。
そして、親戚の登場という完全にホームな状態が最後に訪れた。
短い期間の中で、時は移り変わり状況も刻々と変化したが、変わらず遠く札幌からサポートしてくれた大切なヒトもいる。
この旅はまだ終えていないが、『わざわざ遠くに来て、置いてきたものの中に大切なものがある事に気付く』という結論めいたものを感じる。
この日が四万十川最後の日となることを決めた昨日。
僕は、”岡山に帰る”ことにしたのだ。
TちゃんJ子家族とともに。。
というワケで、最終日の朝なのであった。
朝の目覚めから、すぐに撤収にかかる。
荷物をまとめながら、結局短い間ではあったが、心に大きな印象を刻みつけたこの旅のことを考えていた。
思えば、カツオのタタキに完全にやられてしまった高知初日。
四万十に移動してきてからは、雨にふられる事が多かった。
増水で落胆しつつ、天候の合間を縫うように川を下り、道の途中で旅人同士が出会い、そして別れてきた。
そして、親戚の登場という完全にホームな状態が最後に訪れた。
短い期間の中で、時は移り変わり状況も刻々と変化したが、変わらず遠く札幌からサポートしてくれた大切なヒトもいる。
この旅はまだ終えていないが、『わざわざ遠くに来て、置いてきたものの中に大切なものがある事に気付く』という結論めいたものを感じる。
さて。
万感の思いはひとまず置いておく。
最後の漕行となる本日、ゴールを定めなければならない。
かわらっこで、まとめた荷物を札幌に送る。
その時にスタッフにここから行ける現実的なゴールについて相談したところ、
「赤鉄橋で終えられる方が多いですよ」
と言う。
県道を通す四万十川橋のことだ。
ううむ・・・
本当は”川の終点、海を見る”ことがこの旅のゴールのような気がしていたが、まぁ、いいか。
その近辺の河原は、四万十川キャンプ場でもあり、TちゃんJ子にピックアップしてもらいやすそうだ。
臨機応変。
ゴールはあっさりと変更されたのであった。
かわらっこから、12,3kmといったところか。
適度である。
四万十川は、江川崎からすでに大河の様相を示す部分が多く、言ってみれば下流域と言っても良い。
当然、このかわらっこエリアは下流中の下流である。
油断する。
ウェットは着ないで行こう。
確実にノー沈だ。
朝からその存在を主張していた太陽は、さらに頬笑みを増して高く上がりつつあった。
さぁ、準備はできた。
出発だ。

KとSはやはり乗りたいと言いゴネた。
わりぃな、これはおれの旅なんだよ。。

遠くなる僕・・・
ラスト四万十川
TJKS家族に見送られ、僕とボイジャーはまた四万十川の水面を滑って行った。
河原で見送る彼らを見て、悲壮になることは無い。
ゴールでまた会うのだ。

久しぶりに一人の時間が訪れた。
やや行くと、高瀬沈下橋だ。

ドラマのロケにも使われる、四万十川の中でも屈指の好景観を誇るスポットである。
そしてこの橋の少し下流に中州があり、55mapにはそこは左へ行けと書いてある。
が、僕の判断は右であった。
そして前日は確認できなかったが『親の瀬』が待ち受けているはず。
だが、やはり見当たらず、とうとうとただただ川は流れた。
55mapの情報は、どうやらもう古いらしい。
じきに川登大橋が見えた。

四万十川はゆっくりと、ゆったりと流れ続けた。
時おり、川舟とすれ違ったり、追い抜かれたり。
川の上から人を見かけることが多い。
ただ、この近辺の人たちはカヌーなんて珍しくも何ともないのだろう。
さほど、興味は無さそうである。

三里の沈下橋も見えてきた。
川の流れにつきあって、のんびりと下る。
空を見上げて、幸福でありつつもツイてなかったこの数日間を回想する。
「また来ればいいよな。。」
うん、そうしよう。
絶対にそうしよう。
また、最初にタタキを食べよう。
今度はもっと暑くなったタイミングで来よう。
川に飛び込んでもぐって遊ぼう。
まだ透明な四万十川にも会えてないんだし。
もう一度来ないと、カヌー人としてウソだよな。
今回は江川崎から下ったから、川と対話するような雰囲気で下ってきたけど、もう少し上流から下ればホワイトウォーターも楽しめそうだし。
太陽は更に威力を増し、僕は防寒のために着ていたレインウェアを脱ぎ去った。
万感の思いはひとまず置いておく。
最後の漕行となる本日、ゴールを定めなければならない。
かわらっこで、まとめた荷物を札幌に送る。
その時にスタッフにここから行ける現実的なゴールについて相談したところ、
「赤鉄橋で終えられる方が多いですよ」
と言う。
県道を通す四万十川橋のことだ。
ううむ・・・
本当は”川の終点、海を見る”ことがこの旅のゴールのような気がしていたが、まぁ、いいか。
その近辺の河原は、四万十川キャンプ場でもあり、TちゃんJ子にピックアップしてもらいやすそうだ。
臨機応変。
ゴールはあっさりと変更されたのであった。
かわらっこから、12,3kmといったところか。
適度である。
四万十川は、江川崎からすでに大河の様相を示す部分が多く、言ってみれば下流域と言っても良い。
当然、このかわらっこエリアは下流中の下流である。
油断する。
ウェットは着ないで行こう。
確実にノー沈だ。
朝からその存在を主張していた太陽は、さらに頬笑みを増して高く上がりつつあった。
さぁ、準備はできた。
出発だ。
KとSはやはり乗りたいと言いゴネた。
わりぃな、これはおれの旅なんだよ。。
遠くなる僕・・・
ラスト四万十川
TJKS家族に見送られ、僕とボイジャーはまた四万十川の水面を滑って行った。
河原で見送る彼らを見て、悲壮になることは無い。
ゴールでまた会うのだ。
久しぶりに一人の時間が訪れた。
やや行くと、高瀬沈下橋だ。
ドラマのロケにも使われる、四万十川の中でも屈指の好景観を誇るスポットである。
そしてこの橋の少し下流に中州があり、55mapにはそこは左へ行けと書いてある。
が、僕の判断は右であった。
そして前日は確認できなかったが『親の瀬』が待ち受けているはず。
だが、やはり見当たらず、とうとうとただただ川は流れた。
55mapの情報は、どうやらもう古いらしい。
じきに川登大橋が見えた。
四万十川はゆっくりと、ゆったりと流れ続けた。
時おり、川舟とすれ違ったり、追い抜かれたり。
川の上から人を見かけることが多い。
ただ、この近辺の人たちはカヌーなんて珍しくも何ともないのだろう。
さほど、興味は無さそうである。
三里の沈下橋も見えてきた。
川の流れにつきあって、のんびりと下る。
空を見上げて、幸福でありつつもツイてなかったこの数日間を回想する。
「また来ればいいよな。。」
うん、そうしよう。
絶対にそうしよう。
また、最初にタタキを食べよう。
今度はもっと暑くなったタイミングで来よう。
川に飛び込んでもぐって遊ぼう。
まだ透明な四万十川にも会えてないんだし。
もう一度来ないと、カヌー人としてウソだよな。
今回は江川崎から下ったから、川と対話するような雰囲気で下ってきたけど、もう少し上流から下ればホワイトウォーターも楽しめそうだし。
太陽は更に威力を増し、僕は防寒のために着ていたレインウェアを脱ぎ去った。
四国の川を旅する《四万十川 14/E》
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四国の川を旅する《四万十川 09》
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Posted by 餅 at 02:30│Comments(2)
│1204四万十川
この記事へのコメント
そして僕は来年、ここから再び旅をすることを胸に誓った。
Posted by た〜さん at 2013年10月14日 05:08
コラぁ〜たーさん!
勝手に記事を締めくくらないで下さい!笑
あと一回あるんだから!
約束します。
かならず年内にゴールします。
勝手に記事を締めくくらないで下さい!笑
あと一回あるんだから!
約束します。
かならず年内にゴールします。
Posted by もち at 2013年10月14日 09:11