2010年12月11日
SEA BREEZE (後)
周囲を散策したりしてまったりと過ごした後、再スタートだ。
K君はランチ後に、一人艇に乗りたいと言い出し、意外にウマく乗りこなしている。
Iwaoさんに借りた赤いキャップに、身につけているのは黄色いTシャツ。
その姿はデカい怪物くんに見える。
実は蚊以外に気になることがあった。
K2のスターン、Yさんのパドルグリップの位置だ。
後ろから、失礼ながらパドルで手の間隔をおしえる。
しかし何度注意しても直らないのである。
ピッチが狭すぎるのだ。
疲れちゃうぞ…

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K君はランチ後に、一人艇に乗りたいと言い出し、意外にウマく乗りこなしている。
Iwaoさんに借りた赤いキャップに、身につけているのは黄色いTシャツ。
その姿はデカい怪物くんに見える。
実は蚊以外に気になることがあった。
K2のスターン、Yさんのパドルグリップの位置だ。
後ろから、失礼ながらパドルで手の間隔をおしえる。
しかし何度注意しても直らないのである。
ピッチが狭すぎるのだ。
疲れちゃうぞ…

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2010年12月09日
SEA BREEZE (中)
狸小路市場『文字屋』の餅めんたいもんじゃと、パドルグリップ位置の狭いYさんに捧ぐ。

翌朝、一路積丹カヤックスオフィスへクルマを走らせる。
今回参加してくれているYさんEさんとの『シャコタンブルーを見せる』という約束。
どうやら今回は、絶好のその日和となりそうだ。
前回、無人の浜キャンプでは曇天と小雨のため、それは叶わなかった。
太陽に照らし出された海の青さは格別である。
シャコタンブルーは、どことなく寒さを感じる、深い深い青色なのだ。
Iwaoさんによって組合せが発表される。
念願のフェザークラフトk2には、僕とYさんが任命される。
「このフネはちょっと操作が難しいので、扱いに慣れている三浦さんにスターンを漕いでもらいます」
という言葉が嬉しかった。
「Yさん、俺が守ってやっからな!」という単純な思いが沸いてくるが口に出すほど単純な頭ではない。
ここは自己満足で止めておいて吉だ。
そんなにたいそうな事ではないのだ。
一人ウンウンと頷き、密かに瞳の奥に炎がともる。
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翌朝、一路積丹カヤックスオフィスへクルマを走らせる。
今回参加してくれているYさんEさんとの『シャコタンブルーを見せる』という約束。
どうやら今回は、絶好のその日和となりそうだ。
前回、無人の浜キャンプでは曇天と小雨のため、それは叶わなかった。
太陽に照らし出された海の青さは格別である。
シャコタンブルーは、どことなく寒さを感じる、深い深い青色なのだ。
Iwaoさんによって組合せが発表される。
念願のフェザークラフトk2には、僕とYさんが任命される。
「このフネはちょっと操作が難しいので、扱いに慣れている三浦さんにスターンを漕いでもらいます」
という言葉が嬉しかった。
「Yさん、俺が守ってやっからな!」という単純な思いが沸いてくるが口に出すほど単純な頭ではない。
ここは自己満足で止めておいて吉だ。
そんなにたいそうな事ではないのだ。
一人ウンウンと頷き、密かに瞳の奥に炎がともる。
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2010年12月08日
SEA BREEZE (前)
2010年最後の夏を、僕らは積丹の海に求めた。
9月も下旬に差し掛かるこのタイミングで、7月に積丹でキャンプを行ったメンバーに声を掛け、いざ積丹のシーカヤックツアーに臨もうとしていたのだ。
このパーティは7月のキャンプの延長線上にある。
『積丹ブルーを満喫してもらう』という約束があった。
それは7月に、小雨の天候のために叶わなかったのだ。
残念ながらフルメンバーとはいかなかったが、合計5名のメンバーは、最後の夏を求めて一路西を目指した。
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9月も下旬に差し掛かるこのタイミングで、7月に積丹でキャンプを行ったメンバーに声を掛け、いざ積丹のシーカヤックツアーに臨もうとしていたのだ。
このパーティは7月のキャンプの延長線上にある。
『積丹ブルーを満喫してもらう』という約束があった。
それは7月に、小雨の天候のために叶わなかったのだ。
残念ながらフルメンバーとはいかなかったが、合計5名のメンバーは、最後の夏を求めて一路西を目指した。
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2010年09月25日
2泊3日積丹滞在記 4/E
エロ本も全てのページ、活字まで全て読み終わってもまだ雨はやまなかった。
腹も減ったしヒマである。
M野氏がじゃがいもでイモ餅を作ってくれるらしい。
まずはじゃがいもを茹でなければならないが、ナベに水を入れに行くのも雨に濡れて面倒くさい。
タープを流れる雨水を集めることにしてみたら、あっと言う間に水が溜まった。

食ってもなおヒマなので、サックスを練習してみるが錆びが恐くなってすぐやめる。
M野氏は昼寝。
山下達郎のサンデーソングブックでも聞きたい気分だ。
とにかくビールの量だけは、じゃんじゃん増えるのである。
食って飲んではエロ本を読み、ボーッとする午後をひたすら送った。
夜になる頃には雨も上がり、夕食の準備も整ってきたが…
ここに来て蚊の猛襲が始まっていた。
薄暗くなってランタンに灯をともしてからは、その襲撃もよりひどくなってきた。
「くそぅ、どっから来やがったんだ!?
昨日はいなかったくせに!!」
蚊をバシバシたたきつぶしながら、ものの数分でかきこむようにメシを食い、「ヒャァ~~~ッ」と悲鳴を上げながら焚火へと一目散に走って移動した。
さて、明日はお迎えのフネがやってくる。
ゴミは少ない方が良い。
「大ゴミ焼却祭をやりますよ!!!」
と僕は声高らかに宣言した。
たまった燃えるゴミを焚火にどんどん投入する。
紙はあっと言う間に燃え上がり、火柱がたつ。
「悪書退散!!!」
転覆隊のように、エロ本を焚火にくべて燃やす。
「よくも俺をムラムラさせやがったな!?」
などとものすごく自分勝手な事を言いながらページを破って燃やす。
時々、気になるページがあるので、もう一度だけ読んでから燃やす。
女の子たちは瞬時に燃え上がり、そして星になった。
彼女達を送るため、中年二人で適当な歌を歌う。
大ゴミ焼却祭は、盛況のうち幕を閉じた。
M野氏はもう寝ると言い出し、僕もやる事もないので寝ることにした。
3日目、最終日。
長雨でテンションが下がっていた僕らは、お迎え予定の時間を早めてもらうことにした。
朝食後、M野氏は釣りへ。
僕はビーチクリーニングで周辺のゴミを拾った。
浜への恩返しのつもりだ。
そんな中、ちいさな浮き玉をみつけた。
かつて魚網に付けられていたものだろう。
もうあまり製造をしていないらしい。
なんだかこの場所からプレゼントをもらった気分になった。
ひとしきりゴミ拾いを終え、撤収準備を完了させた僕らは、迎えのフネで一般社会へ戻っていった。
*** おまけ ***
積丹町の温泉施設『岬の湯しゃこたん』は僕らのお気に入りだ。
海を眺めながら入浴ができる露天風呂は、夕暮れ時にはきっと夕日が見えるのだろう…
というロマンチックな話ではない。
さすがに2泊3日を海辺で過ごすと、焚火のにおいやら体臭やらで、とんでもないことになっていた。
髪もキモチワルイし体もベタベタだ。
この時ほど風呂が気持ちいいと思ったことは無い。
シャンプーも体洗いも2回した。
M野氏は…
4回やったらしい。
ウム、やるな。。。
ちうか…
このキャンプ、エロ本のことばっかりだな。
腹も減ったしヒマである。
M野氏がじゃがいもでイモ餅を作ってくれるらしい。
まずはじゃがいもを茹でなければならないが、ナベに水を入れに行くのも雨に濡れて面倒くさい。
タープを流れる雨水を集めることにしてみたら、あっと言う間に水が溜まった。

食ってもなおヒマなので、サックスを練習してみるが錆びが恐くなってすぐやめる。
M野氏は昼寝。
山下達郎のサンデーソングブックでも聞きたい気分だ。
とにかくビールの量だけは、じゃんじゃん増えるのである。
食って飲んではエロ本を読み、ボーッとする午後をひたすら送った。
夜になる頃には雨も上がり、夕食の準備も整ってきたが…
ここに来て蚊の猛襲が始まっていた。
薄暗くなってランタンに灯をともしてからは、その襲撃もよりひどくなってきた。
「くそぅ、どっから来やがったんだ!?
昨日はいなかったくせに!!」
蚊をバシバシたたきつぶしながら、ものの数分でかきこむようにメシを食い、「ヒャァ~~~ッ」と悲鳴を上げながら焚火へと一目散に走って移動した。
さて、明日はお迎えのフネがやってくる。
ゴミは少ない方が良い。
「大ゴミ焼却祭をやりますよ!!!」
と僕は声高らかに宣言した。
たまった燃えるゴミを焚火にどんどん投入する。
紙はあっと言う間に燃え上がり、火柱がたつ。
「悪書退散!!!」
転覆隊のように、エロ本を焚火にくべて燃やす。
「よくも俺をムラムラさせやがったな!?」
などとものすごく自分勝手な事を言いながらページを破って燃やす。
時々、気になるページがあるので、もう一度だけ読んでから燃やす。
女の子たちは瞬時に燃え上がり、そして星になった。
彼女達を送るため、中年二人で適当な歌を歌う。
大ゴミ焼却祭は、盛況のうち幕を閉じた。
M野氏はもう寝ると言い出し、僕もやる事もないので寝ることにした。
3日目、最終日。
長雨でテンションが下がっていた僕らは、お迎え予定の時間を早めてもらうことにした。
朝食後、M野氏は釣りへ。
僕はビーチクリーニングで周辺のゴミを拾った。
浜への恩返しのつもりだ。
そんな中、ちいさな浮き玉をみつけた。
かつて魚網に付けられていたものだろう。
もうあまり製造をしていないらしい。
なんだかこの場所からプレゼントをもらった気分になった。
ひとしきりゴミ拾いを終え、撤収準備を完了させた僕らは、迎えのフネで一般社会へ戻っていった。
*** おまけ ***
積丹町の温泉施設『岬の湯しゃこたん』は僕らのお気に入りだ。
海を眺めながら入浴ができる露天風呂は、夕暮れ時にはきっと夕日が見えるのだろう…
というロマンチックな話ではない。
さすがに2泊3日を海辺で過ごすと、焚火のにおいやら体臭やらで、とんでもないことになっていた。
髪もキモチワルイし体もベタベタだ。
この時ほど風呂が気持ちいいと思ったことは無い。
シャンプーも体洗いも2回した。
M野氏は…
4回やったらしい。
ウム、やるな。。。
ちうか…
このキャンプ、エロ本のことばっかりだな。
2010年09月24日
2泊3日積丹滞在記 3
翌朝。
KOTS最高…と思いつつ外に出ると、すでに積丹カヤックスキャンプツアーチームは旅立った後であった。
なんだかとても淋しくなったが、M野氏はキッチリご挨拶をし、彼らを見送ったとの事。
だいたいが、8時近くまで寝ていたらダメなんである。
KOTS、失態である。だって。。
もったいないんだ。
早起きするのは…
「あと少しだけ」を実践できるソロテント泊は、僕にとって最高級の幸せなんだ。
Iwaoさんは、天候の悪化・海のシケをいち早く察知して早めに引き上げていったらしい。
そしてKOTSを華々しくデビューさせた僕を、そっとしておいてくれたのだ。
雨が降りそうになったり、晴れ間が出たりしている。
僕がまだぐっすりと眠り込んでいる時、M野氏は釣りに出かけていたらしい。
そしてメバルを何匹か上げて帰ってきていた。
このメバルちゃんを焚き火で焼き、炊きたてのごはんに身を入れてかきまぜ、塩で味を調えた。

『メバルごはん』
ものすごいウマさであった。
たまに晴れ間が出て気温が上がる。
晴れたら海がキレイに見えるし、気温が高ければ海にもぐりたくなる。
水中撮影のためにシュノーケリングを開始。
今回はじめて、何の種類なのかはサッパリわからないけど、魚チャンの撮影に成功した。


時間が経つにつれ、空から晴れ間はなくなり、雨の降りは強く長くなってくる。
こうなるとタープの中で滞在するしかない。
しかしながら強風でまた何度かタープが倒壊した。
「くそう、ソリステ欲しい!!」
雨と風の中、何度かタープを設営しなおす。
ペグの上にデカい石を置き、なんとか落着いた。
それにしても、ヒマである。
ヒマな時の定番は、読書だ。
つまり、エロ本だ。
しかし、夜中に降った雨の影響で、エロ本はしっとりとしていた。
雨水に濡れて、ページとページがひっついたエロ本はむなしい。
小学生の頃、外で遊んでいて落ちているエロ本を発見して、公園の目立たないところに持っていき、悪友達とさぁ見ようじゃありませんかと胸を期待に膨らませ、いざページをめくろうとするとページ同士がひっついていてめくれなく、無理矢理めくると肝心な部分だけがひっついたままはがれずに破れる的な悲しさを思い出す。
しかし我々は、年齢とともに高度なページをめくる技術を身につけてきた立派な大人である。
よりひっつきやすいグラビアページを、慎重にめくっていく。
「お、この子かわいいな!」
「俺はこっちの子の方が好きだな」
「この太ももたまんねぇ!!」
「俺はワキの下に萌えるんスよ!!」
「いや、ちょっと待って下さいよ?
このエロ本…乳首出てる写真ほとんどナイッすよ!?」
「見えそうで見えない方がいいんだよ」
「いやぁ、せっかくカネ出して買ったのに、出してねぇなんて…
団地妻ナントカとか、塾女アータラとかいう方が良かったかなぁ」
(プライバシーの保護のため、誰が何を言ったのかは伏せております)
雨のそぼ降る積丹は某無人の浜。
ふたりの中年男は、ちいさなタープの下で身を寄せ合い、エロ本を懸命に読んでいたのであった。
KOTS最高…と思いつつ外に出ると、すでに積丹カヤックスキャンプツアーチームは旅立った後であった。
なんだかとても淋しくなったが、M野氏はキッチリご挨拶をし、彼らを見送ったとの事。
だいたいが、8時近くまで寝ていたらダメなんである。
KOTS、失態である。だって。。
もったいないんだ。
早起きするのは…
「あと少しだけ」を実践できるソロテント泊は、僕にとって最高級の幸せなんだ。
Iwaoさんは、天候の悪化・海のシケをいち早く察知して早めに引き上げていったらしい。
そしてKOTSを華々しくデビューさせた僕を、そっとしておいてくれたのだ。
雨が降りそうになったり、晴れ間が出たりしている。
僕がまだぐっすりと眠り込んでいる時、M野氏は釣りに出かけていたらしい。
そしてメバルを何匹か上げて帰ってきていた。
このメバルちゃんを焚き火で焼き、炊きたてのごはんに身を入れてかきまぜ、塩で味を調えた。

『メバルごはん』
ものすごいウマさであった。
たまに晴れ間が出て気温が上がる。
晴れたら海がキレイに見えるし、気温が高ければ海にもぐりたくなる。
水中撮影のためにシュノーケリングを開始。
今回はじめて、何の種類なのかはサッパリわからないけど、魚チャンの撮影に成功した。




時間が経つにつれ、空から晴れ間はなくなり、雨の降りは強く長くなってくる。
こうなるとタープの中で滞在するしかない。
しかしながら強風でまた何度かタープが倒壊した。
「くそう、ソリステ欲しい!!」
雨と風の中、何度かタープを設営しなおす。
ペグの上にデカい石を置き、なんとか落着いた。
それにしても、ヒマである。
ヒマな時の定番は、読書だ。
つまり、エロ本だ。
しかし、夜中に降った雨の影響で、エロ本はしっとりとしていた。
雨水に濡れて、ページとページがひっついたエロ本はむなしい。
小学生の頃、外で遊んでいて落ちているエロ本を発見して、公園の目立たないところに持っていき、悪友達とさぁ見ようじゃありませんかと胸を期待に膨らませ、いざページをめくろうとするとページ同士がひっついていてめくれなく、無理矢理めくると肝心な部分だけがひっついたままはがれずに破れる的な悲しさを思い出す。
しかし我々は、年齢とともに高度なページをめくる技術を身につけてきた立派な大人である。
よりひっつきやすいグラビアページを、慎重にめくっていく。
「お、この子かわいいな!」
「俺はこっちの子の方が好きだな」
「この太ももたまんねぇ!!」
「俺はワキの下に萌えるんスよ!!」
「いや、ちょっと待って下さいよ?
このエロ本…乳首出てる写真ほとんどナイッすよ!?」
「見えそうで見えない方がいいんだよ」
「いやぁ、せっかくカネ出して買ったのに、出してねぇなんて…
団地妻ナントカとか、塾女アータラとかいう方が良かったかなぁ」
(プライバシーの保護のため、誰が何を言ったのかは伏せております)
雨のそぼ降る積丹は某無人の浜。
ふたりの中年男は、ちいさなタープの下で身を寄せ合い、エロ本を懸命に読んでいたのであった。
2010年09月24日
2泊3日積丹滞在記 2
我々と積丹カヤックスのキャンプツアーメンバーの計5名が、この無人の浜に一夜限りの同居をすることになった。
『無人の良さ』はあるとしても、同じようにカヌー/カヤックが好きで気軽に話せる方々が一緒なら、それはとてもウレシイ事なのである。
お互いの焚火を囲んでそれぞれ夕食を済ませ、沖合いには漁火が灯る中、まったりしていた。

ふとIwaoさんの声が響いた。
「三浦さーん、サックスお願いします!」
は、はい!?(’o‘;)
あくまでも自己満足的用途である僕のサックス。
そして自己満足など到底出来ないレベルの技術。
でも吹きたかったからいいか、なんとかなるべーと思い、
「はい!わかりました!/(^∇^)」
と返答。
すぐさまM野氏と”何をやるか?”打ち合わせる。
僕らはサックスとボーカルで、誰もいない場所でわめき散らすのが大好きである。
何曲かある程度準備はできているのだが、最後まで演奏しきれた試しがない。
どれも完成度は30%程度なのである。
前回譜面が無くてどうしようもなくメロメロになってしまったので、今回は楽譜を持ってきていた。
これならなんとかなるかな…
しかし、人前で吹くという事は、緊張するもんである。
「ナントカっていう曲、やります!」
で、失敗して、
「じゃ次これやります!!」
でまた失敗。
仕方がないので、M野氏とのデュオで僕も歌声を披露させて頂く。
闇夜に響く僕らのハモ声。
普段はススキノのスナックに響いている声である。
しかしこれが大いにウケ、絶賛を頂く。
あ、ありがとうございます!!A(^∇^;
そして、ツアーのお客さん達が僕らにつけてくれたあだ名は、
伝 説 の カ ヤ ッ カ ー
畏れ多くも、『伝説』である。
辰野さんや内田さんと肩を並べたのである。
僕らがやっていたことと言えば…
・ムード歌謡を歌いながら浮き輪で浮いていた
・シットオンの上で昼寝していた
・設営したタープが風で倒壊した
・楽器ライブは大失敗であった
・歌は、けっこうウマかった
確かに、『伝説』かもしれない。
我々、この言葉を誇りに生きていきます。
ありがとうございます!!m(_~_)m
その後おつまみ交換を行いながらしばし談笑。
夜もふけて来て、小雨も降ってきて、積丹カヤックスキャンプツアーチームとM野氏は就寝。
やはり僕は毎回、とにかく一番遅寝である。
もったいないんだ。
寝てしまうのが…
身の回りの空気が絶えず動いているという事は、僕にとって最高級の幸せなんだ。
後片付けを終わらせ、タープの中で焼酎のお湯割りを飲む。
僕にも眠気がやってきた。
そろそろ寝るか…
歯磨きと顔洗いを終え、ソロテントに入る。
今回から導入した”腰が痛い人におすすめの床形状作成システム(KOTS)”が快適である。

これはテント設営時の超高等システムである。
テント設営場所を決めたら、寝そべった時に腰のあたる位置を特定する。
ケツの上あたりから腰の部分がフィットするような浅い穴を懸命に掘る。
その上に慎重にテントの組立てを行う。
ここで何度かテントの中に入ってゴロリと寝転び、その穴具合を確認することがより快適な睡眠を誘導する上で重要である。
間もなく深い眠りに落ちた。
ものすごくよく寝た。
最高に寝心地が良かったのである。
『無人の良さ』はあるとしても、同じようにカヌー/カヤックが好きで気軽に話せる方々が一緒なら、それはとてもウレシイ事なのである。
お互いの焚火を囲んでそれぞれ夕食を済ませ、沖合いには漁火が灯る中、まったりしていた。

ふとIwaoさんの声が響いた。
「三浦さーん、サックスお願いします!」
は、はい!?(’o‘;)
あくまでも自己満足的用途である僕のサックス。
そして自己満足など到底出来ないレベルの技術。
でも吹きたかったからいいか、なんとかなるべーと思い、
「はい!わかりました!/(^∇^)」
と返答。
すぐさまM野氏と”何をやるか?”打ち合わせる。
僕らはサックスとボーカルで、誰もいない場所でわめき散らすのが大好きである。
何曲かある程度準備はできているのだが、最後まで演奏しきれた試しがない。
どれも完成度は30%程度なのである。
前回譜面が無くてどうしようもなくメロメロになってしまったので、今回は楽譜を持ってきていた。
これならなんとかなるかな…
しかし、人前で吹くという事は、緊張するもんである。
「ナントカっていう曲、やります!」
で、失敗して、
「じゃ次これやります!!」
でまた失敗。
仕方がないので、M野氏とのデュオで僕も歌声を披露させて頂く。
闇夜に響く僕らのハモ声。
普段はススキノのスナックに響いている声である。
しかしこれが大いにウケ、絶賛を頂く。
あ、ありがとうございます!!A(^∇^;
そして、ツアーのお客さん達が僕らにつけてくれたあだ名は、
伝 説 の カ ヤ ッ カ ー
畏れ多くも、『伝説』である。
辰野さんや内田さんと肩を並べたのである。
僕らがやっていたことと言えば…
・ムード歌謡を歌いながら浮き輪で浮いていた
・シットオンの上で昼寝していた
・設営したタープが風で倒壊した
・楽器ライブは大失敗であった
・歌は、けっこうウマかった
確かに、『伝説』かもしれない。
我々、この言葉を誇りに生きていきます。
ありがとうございます!!m(_~_)m
その後おつまみ交換を行いながらしばし談笑。
夜もふけて来て、小雨も降ってきて、積丹カヤックスキャンプツアーチームとM野氏は就寝。
やはり僕は毎回、とにかく一番遅寝である。
もったいないんだ。
寝てしまうのが…
身の回りの空気が絶えず動いているという事は、僕にとって最高級の幸せなんだ。
後片付けを終わらせ、タープの中で焼酎のお湯割りを飲む。
僕にも眠気がやってきた。
そろそろ寝るか…
歯磨きと顔洗いを終え、ソロテントに入る。
今回から導入した”腰が痛い人におすすめの床形状作成システム(KOTS)”が快適である。

これはテント設営時の超高等システムである。
テント設営場所を決めたら、寝そべった時に腰のあたる位置を特定する。
ケツの上あたりから腰の部分がフィットするような浅い穴を懸命に掘る。
その上に慎重にテントの組立てを行う。
ここで何度かテントの中に入ってゴロリと寝転び、その穴具合を確認することがより快適な睡眠を誘導する上で重要である。
間もなく深い眠りに落ちた。
ものすごくよく寝た。
最高に寝心地が良かったのである。
2010年09月12日
2泊3日積丹滞在記 1
つい6日前までは、『積丹with女子☆』をやっていたその積丹の某場所で、再度M野氏とキャンプインなのである。
7月の3連休を、その某場所で思い切りダラけて野外生活を送ろうという主旨である。
前の週もお世話になったばかりの地元ダイビングショップのFさんにまた船渡しをお願いした。
with女子キャンよりも、はるかに荷物が少ない。
フネに載せる量は少ないほうが楽に決まっている。
しかし、不思議だ。
フネで浜まで渡してもらった後、設営地点まで何十メーターか横移動しなければならないのだが、この某場所は少し大きめの小石海岸であるため、歩くのに少々難がある。
重い荷物を持って移動するとなると、なおさらの事だ。
前回、それほどこの横移動が苦にならなかったが、前回よりはるかに荷物が少ないはずの今回は非常につらい。
A君K君パワーのなせた業だったのである。
彼らは20代前半、対する僕らは40ぐらいのおっさんである。
パワフルさに差があって当然だ。
横移動のため、若い力をどんどん取り入れて行くことが今後重要となることは明らかであった。
さて、今回は非常に軽い設営。
寝室となるソロテント2台とタープ一丁。
質素である。

タープを活動基地とし、無人の浜でぐうたら心ゆくまで過ごそうという、堕落ニンゲン的プランだ。
今回は若手はおろか女子もいない。
しかし、女気が無いワケでもない。
エロ本を買ってきているのだ。
テーブル中央に設置されたエロ本、素晴らしい。
このエロ本の中の、数々の女性の肢体がグダグダ生活を支え、助ける存在になるとは、我々はこの時知る由も無かった。

とにかくこのキャンプは『ダラダラと楽してぐうたら過ごすこと』に重点が置かれていた。
いいオトナが浮き輪なんて持って来てるところが、しかもそれが家紋のようにタープの先端に掛けられていることが誇りである。
天気は曇りだが時折り晴れ間ものぞき、比較的気温も高い。
当然ながら、海水浴だ。
「ひえぇっ、つべたい!!」
ウェット無しで海に入るとけっこうキツい。
が、すぐに慣れてチャプチャプ、リゾート地の貴婦人気分である。
日差しがそそぎ、透明度の高い海、自分達以外誰もいない環境、断崖絶壁が間近に迫るロケーション、そんな中でプカプカと水面に浮かんでいるのは誠に気持ちが良い。
つい、歌のひとつでも歌いたくなるではないか。
断崖絶壁に声がはね返り、天然のエコーがかかる。
『女に生まぁあれてってってってってっ
来ったぁ~けぇれどどっどっどっどっ
女のしあぁわせせっせっせっせっ
まだ遠いいっいっいっいっ…』
「なんで敏いとうとハッピーアンドブルーなんだよ!」
とM野氏からツッコミが入る。
しかし、エコーが効いて気持ちよい歌は、この『よせばいいのに』以外に何も無い。
一切、無いのである。
従って僕は調子に乗り浮き輪に乗りながら、更に心をこめて歌うのである。
『バっカね バカねぇ
よっせーばぁー
いぃーいぃ~のぉにぃぃぃ~~~~』
「三浦さん?」
背後からM野氏以外の声が聞こえた。
ハッッ!?(; ̄◇ ̄)
し、しまった!!
この日、積丹カヤックスのIwaoさんがキャンプツアーでこの場所を訪れる予定である事を聞いていたのだが、すっかり忘れていた。
シーカヤックに乗ったIwaoさんの後ろには、ツアーのお客さんが二人…
こんな美しい環境の無人の浜で、まさか『よせばいいのに』で迎えられるとは彼らも一切思っていなかっただろう。
積丹の自然を満喫するため、キャンプツアーを申し込まれたであろうお二人。
キャンプ地に近付いて行くと聞こえてくる『よせばいいのに』。
黄緑色の、花柄の浮き輪で浮いているオッサン。
これは、驚愕というよりも恐怖であったかもしれない。
この場で謝罪致します。
シットオントップで釣りをしながらこのやりとりを見ていたM野氏。
「お前がよせばいいのに。」
はぁ、まったくおっしゃる通りでございます…
かくして、我々の2泊3日積丹ワイルドキャンプは始まったのでありました。。。
7月の3連休を、その某場所で思い切りダラけて野外生活を送ろうという主旨である。
前の週もお世話になったばかりの地元ダイビングショップのFさんにまた船渡しをお願いした。
with女子キャンよりも、はるかに荷物が少ない。
フネに載せる量は少ないほうが楽に決まっている。
しかし、不思議だ。
フネで浜まで渡してもらった後、設営地点まで何十メーターか横移動しなければならないのだが、この某場所は少し大きめの小石海岸であるため、歩くのに少々難がある。
重い荷物を持って移動するとなると、なおさらの事だ。
前回、それほどこの横移動が苦にならなかったが、前回よりはるかに荷物が少ないはずの今回は非常につらい。
A君K君パワーのなせた業だったのである。
彼らは20代前半、対する僕らは40ぐらいのおっさんである。
パワフルさに差があって当然だ。
横移動のため、若い力をどんどん取り入れて行くことが今後重要となることは明らかであった。
さて、今回は非常に軽い設営。
寝室となるソロテント2台とタープ一丁。
質素である。

タープを活動基地とし、無人の浜でぐうたら心ゆくまで過ごそうという、堕落ニンゲン的プランだ。
今回は若手はおろか女子もいない。
しかし、女気が無いワケでもない。
エロ本を買ってきているのだ。
テーブル中央に設置されたエロ本、素晴らしい。
このエロ本の中の、数々の女性の肢体がグダグダ生活を支え、助ける存在になるとは、我々はこの時知る由も無かった。

とにかくこのキャンプは『ダラダラと楽してぐうたら過ごすこと』に重点が置かれていた。
いいオトナが浮き輪なんて持って来てるところが、しかもそれが家紋のようにタープの先端に掛けられていることが誇りである。
天気は曇りだが時折り晴れ間ものぞき、比較的気温も高い。
当然ながら、海水浴だ。
「ひえぇっ、つべたい!!」
ウェット無しで海に入るとけっこうキツい。
が、すぐに慣れてチャプチャプ、リゾート地の貴婦人気分である。
日差しがそそぎ、透明度の高い海、自分達以外誰もいない環境、断崖絶壁が間近に迫るロケーション、そんな中でプカプカと水面に浮かんでいるのは誠に気持ちが良い。
つい、歌のひとつでも歌いたくなるではないか。
断崖絶壁に声がはね返り、天然のエコーがかかる。
『女に生まぁあれてってってってってっ
来ったぁ~けぇれどどっどっどっどっ
女のしあぁわせせっせっせっせっ
まだ遠いいっいっいっいっ…』
「なんで敏いとうとハッピーアンドブルーなんだよ!」
とM野氏からツッコミが入る。
しかし、エコーが効いて気持ちよい歌は、この『よせばいいのに』以外に何も無い。
一切、無いのである。
従って僕は調子に乗り浮き輪に乗りながら、更に心をこめて歌うのである。
『バっカね バカねぇ
よっせーばぁー
いぃーいぃ~のぉにぃぃぃ~~~~』
「三浦さん?」
背後からM野氏以外の声が聞こえた。
ハッッ!?(; ̄◇ ̄)
し、しまった!!
この日、積丹カヤックスのIwaoさんがキャンプツアーでこの場所を訪れる予定である事を聞いていたのだが、すっかり忘れていた。
シーカヤックに乗ったIwaoさんの後ろには、ツアーのお客さんが二人…
こんな美しい環境の無人の浜で、まさか『よせばいいのに』で迎えられるとは彼らも一切思っていなかっただろう。
積丹の自然を満喫するため、キャンプツアーを申し込まれたであろうお二人。
キャンプ地に近付いて行くと聞こえてくる『よせばいいのに』。
黄緑色の、花柄の浮き輪で浮いているオッサン。
これは、驚愕というよりも恐怖であったかもしれない。
この場で謝罪致します。
シットオントップで釣りをしながらこのやりとりを見ていたM野氏。
「お前がよせばいいのに。」
はぁ、まったくおっしゃる通りでございます…
かくして、我々の2泊3日積丹ワイルドキャンプは始まったのでありました。。。
2010年09月05日
積丹with女子☆ 3
北海道では、夜から朝方にかけて、相当な量の夜露がテントにふりかかる。
ましてや小雨の降る中でのキャンプ。
寝る前に一通りテントの中に小物を放り込んだとは言え、忘れ物がないか気になる。
通例、夜露対策のための仕事は僕が担当である。
当たり前に使っていた道具を全て片付けるのだ。
たいした労力ではないが。
つまり僕は、誰よりも遅く寝る立場なのである。
この日は深夜1時を過ぎた頃に、ようやく寝床についたのだ。
普通のテントではなく、面倒くささのためスクリーンタープの中で…
このチョイスが良くなかった。
毎度夜8時か8時半に眠りにつくM野さんは、早く寝る分早起きなのである。
それも、信じられぬぐらい。
僕が眠りについた約2時間半後、彼は起きてきたのである。
「ウィ~ッチ」
公共の場であるスクリーンで寝ていた僕も、起きざるをえない。
M野氏のキャンプスタイルである豆から挽く早朝コーヒー。
なんだかよくわからないが、僕も眠気がさめてきた。
ただぼんやりと、相変わらず曇天に霧のような小雨が降る海を眺めていた。
それにしても、誰も起きてこねぇな。
当然だ。
みんな若いのだ。
M野氏は少々シケ気味の海へ、シットオンを漕ぎ出して行った。
彼は釣りもするのだ。
遊んでくるとだけ言い残し、僕は更にぼんやりと時を過ごした。
一般的な『朝』の時間帯になると、A君K君コンビも起床。
A君は釣りの好敵手である。
多分、釣り番組でも通用するようなテクニカルな釣りをする男だ。
こんな男とシットオンの組み合わせったら無い。
鬼に金棒、猫に小判、桜に金造なのである。
M野氏スターンで彼らが漕ぎ出す。

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ましてや小雨の降る中でのキャンプ。
寝る前に一通りテントの中に小物を放り込んだとは言え、忘れ物がないか気になる。
通例、夜露対策のための仕事は僕が担当である。
当たり前に使っていた道具を全て片付けるのだ。
たいした労力ではないが。
つまり僕は、誰よりも遅く寝る立場なのである。
この日は深夜1時を過ぎた頃に、ようやく寝床についたのだ。
普通のテントではなく、面倒くささのためスクリーンタープの中で…
このチョイスが良くなかった。
毎度夜8時か8時半に眠りにつくM野さんは、早く寝る分早起きなのである。
それも、信じられぬぐらい。
僕が眠りについた約2時間半後、彼は起きてきたのである。
「ウィ~ッチ」
公共の場であるスクリーンで寝ていた僕も、起きざるをえない。
M野氏のキャンプスタイルである豆から挽く早朝コーヒー。
なんだかよくわからないが、僕も眠気がさめてきた。
ただぼんやりと、相変わらず曇天に霧のような小雨が降る海を眺めていた。
それにしても、誰も起きてこねぇな。
当然だ。
みんな若いのだ。
M野氏は少々シケ気味の海へ、シットオンを漕ぎ出して行った。
彼は釣りもするのだ。
遊んでくるとだけ言い残し、僕は更にぼんやりと時を過ごした。
一般的な『朝』の時間帯になると、A君K君コンビも起床。
A君は釣りの好敵手である。
多分、釣り番組でも通用するようなテクニカルな釣りをする男だ。
こんな男とシットオンの組み合わせったら無い。
鬼に金棒、猫に小判、桜に金造なのである。
M野氏スターンで彼らが漕ぎ出す。
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2010年08月23日
積丹with女子☆ 2
無人の浜到着と同時に、飲酒スタート。
船渡しのFさんが言うほど晴れてもいなく(ド曇り)そんなに暑くもなかったけど、相変わらずこの断崖絶壁に囲まれ、前方は水平線まではるか遠く見渡すこのロケーションは最高としか言い様がない。
天気は多少悪くてもテンションは高いぜ!!

しかし今回は人数が多いため、ついオフザケが多くなる。
K君が移動の際立ち寄った店で買った、アジア的帽子。
これ、なんていうの?
その帽子を貸してもらって、ベトナム人を気取る僕。
何故か旗を持ってたたずむ姿。

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船渡しのFさんが言うほど晴れてもいなく(ド曇り)そんなに暑くもなかったけど、相変わらずこの断崖絶壁に囲まれ、前方は水平線まではるか遠く見渡すこのロケーションは最高としか言い様がない。
天気は多少悪くてもテンションは高いぜ!!
しかし今回は人数が多いため、ついオフザケが多くなる。
K君が移動の際立ち寄った店で買った、アジア的帽子。
これ、なんていうの?
その帽子を貸してもらって、ベトナム人を気取る僕。
何故か旗を持ってたたずむ姿。
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2010年08月22日
積丹with女子☆ 1
2010年7月10日。
僕と会社の先輩M野氏のキャンプに、新たな歴史が訪れようとしていた。
トイレ?無い。
シャワー?無い無い。
炊事場?そんなの無い。
センターハウス?なにそれ的なワイルドキャンプを、僕らは常日頃から行っているのだ。
そんな快適仕様からははるか遠く遠く遠ざかった小汚いキャンプなのだが、驚いたことに女子が参加することになった。
都会から来て、いきなりそんな何も無い、誰も居ない場所へやってきて、一体何が君達に出来るというのだ!?
仕方が無い、俺らが大自然に代わり、キビシイ洗礼を浴びせてやろうではないか!!この軟弱モノたちめ!!
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僕と会社の先輩M野氏のキャンプに、新たな歴史が訪れようとしていた。
トイレ?無い。
シャワー?無い無い。
炊事場?そんなの無い。
センターハウス?なにそれ的なワイルドキャンプを、僕らは常日頃から行っているのだ。
そんな快適仕様からははるか遠く遠く遠ざかった小汚いキャンプなのだが、驚いたことに女子が参加することになった。
都会から来て、いきなりそんな何も無い、誰も居ない場所へやってきて、一体何が君達に出来るというのだ!?
仕方が無い、俺らが大自然に代わり、キビシイ洗礼を浴びせてやろうではないか!!この軟弱モノたちめ!!
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