2009年02月17日
北海道の川を旅する《十勝川リベンジ 7/E》
そして十勝川を旅する
ここにきてまさかの猛烈なパドリングをこなし汗びっしょり。
気がつくと腰の骨がシートのカドに当たって何やらかなり痛い。
あと少しの川路。痛みはこらえてゆっくり下ろう。
9:50。オーソドックスな中島橋。
これこれ。そうよ、こういう橋が好きだよ。
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ここにきてまさかの猛烈なパドリングをこなし汗びっしょり。
気がつくと腰の骨がシートのカドに当たって何やらかなり痛い。
あと少しの川路。痛みはこらえてゆっくり下ろう。
9:50。オーソドックスな中島橋。
これこれ。そうよ、こういう橋が好きだよ。
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2009年02月05日
北海道の川を旅する《十勝川リベンジ 6》
おはようとかちがわ
夏場のキャンプというのは、朝はたいてい暑くて目が覚める。
朝も6時にならぬうちから、燦々と太陽が昇り、大地を、僕のソロテントを暖める。
早くも30℃以上をマークしてそうなソロテントの中で、「もうちょっとだけ寝ていたいんだけど…」の欲求が暑さと戦うが、そうタフなものではない。
「あっづーーーー!!!!」
思い切り外に出る。
「アッ!!!」
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夏場のキャンプというのは、朝はたいてい暑くて目が覚める。
朝も6時にならぬうちから、燦々と太陽が昇り、大地を、僕のソロテントを暖める。
早くも30℃以上をマークしてそうなソロテントの中で、「もうちょっとだけ寝ていたいんだけど…」の欲求が暑さと戦うが、そうタフなものではない。
「あっづーーーー!!!!」
思い切り外に出る。
「アッ!!!」
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2009年01月18日
北海道の川を旅する《十勝川リベンジ 5》
祥栄橋キャンプサイト
そんな名のキャンプ場があるわけじゃないよ。
勝手に川原に泊まるだけ。
でもそれが極上の時間となるんだなー。
祥栄橋下流側の砂地にテントを設営し終わり、活動に入る。
お茶はとっくに飲み干してノドはカラカラだ。
濡れた衣服を着替え、サラリさわやかな着心地である。
ウォーターシューズから長靴に履き替え、歩いて2キロほどのローソンに向かった。
この宿営地、岸に上がるにはひとつ浅い水路を越えなければならない。
夜にサンダル履きで足を濡らしながらザブザブ水を渡るのは気持ちの良いものではない。
去年、そういう悪い経験をしているので今回は長靴。
経験ってすばらしい。
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そんな名のキャンプ場があるわけじゃないよ。
勝手に川原に泊まるだけ。
でもそれが極上の時間となるんだなー。
祥栄橋下流側の砂地にテントを設営し終わり、活動に入る。
お茶はとっくに飲み干してノドはカラカラだ。
濡れた衣服を着替え、サラリさわやかな着心地である。
ウォーターシューズから長靴に履き替え、歩いて2キロほどのローソンに向かった。
この宿営地、岸に上がるにはひとつ浅い水路を越えなければならない。
夜にサンダル履きで足を濡らしながらザブザブ水を渡るのは気持ちの良いものではない。
去年、そういう悪い経験をしているので今回は長靴。
経験ってすばらしい。
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2009年01月10日
北海道の川を旅する《十勝川リベンジ 4》
川での出会い
女子高生との出会いを企んで…という出会いではない。
無人の川を行く痛快さをイヤというほどアピールしている割には、実はこっそり淋しくて川下りで人と出会うとけっこう嬉しいもんなんだ。
たいてい、釣り師との出会いになるんだけど。
今回、川のど真ん中で、不思議ないでたちをした人物に遭遇した。
明らかに釣りをしている格好ではない。
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女子高生との出会いを企んで…という出会いではない。
無人の川を行く痛快さをイヤというほどアピールしている割には、実はこっそり淋しくて川下りで人と出会うとけっこう嬉しいもんなんだ。
たいてい、釣り師との出会いになるんだけど。
今回、川のど真ん中で、不思議ないでたちをした人物に遭遇した。
明らかに釣りをしている格好ではない。
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2008年12月25日
北海道の川を旅する《十勝川リベンジ 3》
水上
買ってきたビールをプシュッとあけ、ボイジャーの舳先にドボボッとかける。
(いや、本当はちょろろっと。自分の飲む分が無くなるから。)
この旅の安全を祈るのだ。
ヒャーッ!!
毎回毎回、この滑り出しがたまらない。
パフェだとこう、周りのかざりを食べて、本陣(アイスとかソフトクリームとか)部分をスプーンですくう感じ。
いや、それよりももっと嬉しくて気持ちよくて快適。
自宅の玄関から歩き、肉体を酷使してやっとたどりつき、水に浮かんでビールを飲む。
最っっっ高である。
さっきまで50キロ近い荷物を抱えて歩いてたのに、今はその荷物の上にのっかって、わずか1キロ程度のパドルとビールの缶を握っているだけ。
漕がなくても進むし。景色も変わるし。一番搾りはウマいし。

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買ってきたビールをプシュッとあけ、ボイジャーの舳先にドボボッとかける。
(いや、本当はちょろろっと。自分の飲む分が無くなるから。)
この旅の安全を祈るのだ。
ヒャーッ!!
毎回毎回、この滑り出しがたまらない。
パフェだとこう、周りのかざりを食べて、本陣(アイスとかソフトクリームとか)部分をスプーンですくう感じ。
いや、それよりももっと嬉しくて気持ちよくて快適。
自宅の玄関から歩き、肉体を酷使してやっとたどりつき、水に浮かんでビールを飲む。
最っっっ高である。
さっきまで50キロ近い荷物を抱えて歩いてたのに、今はその荷物の上にのっかって、わずか1キロ程度のパドルとビールの缶を握っているだけ。
漕がなくても進むし。景色も変わるし。一番搾りはウマいし。
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2008年12月10日
北海道の川を旅する《十勝川リベンジ 2》
十勝へ
僕が乗り込んだ『スーパー十勝』は10時過ぎに十勝清水に到着する。
約2時間の旅。
車内のクーラーは汗で濡れたTシャツを乾かし、僕は十勝清水までの車中を持ってきた本"華麗なる一族"を読んで過ごした。
以前、テレビドラマ化された、山崎豊子さんの本。
電車は占冠にさしかかり、鵡川のキレイな流れが見え、これからスタートする川旅への期待がふくらむ。
僕はこれから十勝川を独り占めしに行くのだ。
ヘヘヘヘ、いいでしょう。
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僕が乗り込んだ『スーパー十勝』は10時過ぎに十勝清水に到着する。
約2時間の旅。
車内のクーラーは汗で濡れたTシャツを乾かし、僕は十勝清水までの車中を持ってきた本"華麗なる一族"を読んで過ごした。
以前、テレビドラマ化された、山崎豊子さんの本。
電車は占冠にさしかかり、鵡川のキレイな流れが見え、これからスタートする川旅への期待がふくらむ。
僕はこれから十勝川を独り占めしに行くのだ。
ヘヘヘヘ、いいでしょう。
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2008年12月08日
北海道の川を旅する《十勝川リベンジ 1》
2007年の単独行
毎年、カヌーの単独行(と言っちゃうとかっこよすぎるから、もっとくだけた言い方をすると、一人で川をウロチョロ下りながら、適当な場所でキャンプして寝るということ)をしていこうと決め去年からスタートして今年はまだ2回目。
6月に歴舟川に行こうと思ってたのがいろいろあって後志利別川に行き先が変更になり、二人連れになり。
7月中の連休に「よしゃ行け!」と思ってたら左手首を傷めるわ腰痛が来るわで流れてしまった。
8月はお盆月間ということで、川に入ったら何やらオソロシイものに足をひっぱられたりするワケで(川好きなのにナンセンスかな?)、お盆前後は水遊びを控える。
8月25日・26日。
そこを逃したらあとの休みはキャンプとか別な用事で埋まっていたため、ここで単独行に行くしかなかった。
と、感付いたら、決断は早い。
さっそくプランを練った。
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毎年、カヌーの単独行(と言っちゃうとかっこよすぎるから、もっとくだけた言い方をすると、一人で川をウロチョロ下りながら、適当な場所でキャンプして寝るということ)をしていこうと決め去年からスタートして今年はまだ2回目。
6月に歴舟川に行こうと思ってたのがいろいろあって後志利別川に行き先が変更になり、二人連れになり。
7月中の連休に「よしゃ行け!」と思ってたら左手首を傷めるわ腰痛が来るわで流れてしまった。
8月はお盆月間ということで、川に入ったら何やらオソロシイものに足をひっぱられたりするワケで(川好きなのにナンセンスかな?)、お盆前後は水遊びを控える。
8月25日・26日。
そこを逃したらあとの休みはキャンプとか別な用事で埋まっていたため、ここで単独行に行くしかなかった。
と、感付いたら、決断は早い。
さっそくプランを練った。
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