2008年10月16日
北海道の川を旅する 《十勝川06 4》
2006年07月22日16:34
祥栄橋までの出来事
沈をした後は、もちろん全身水浸し、コクピット内も一時浴槽状態になり全てが濡れ、もう何がどうとかこうとか一切なくなった!!
「いよっしゃぁ~、行くぞぅ!!!」
川下りの続きだ。
まだ多分、1キロぐらいしか進んでいない。
事前にgoogleサテライトで確認していた落ち込みが来た!
また沈しても同じ!オーライオーライ。
スカウティング(危険な流れの下見をすること)なしに突っ込む。
水中のテトラポットが、流れに数十センチ程度の落ち込みを作っていた。
バウ(フネの舳先側)デッキが一瞬波の中に。
次の瞬間、バウに当たって砕けた水しぶきがビシャビシャと顔に当たる。
「ウワッホォーイィ!」
おもしれぇ!!
続いて同じく水中のテトラが水面に波を作っている場所があったが、ここも瀬としては1級程度、フネの直進安定性を保ち漕ぎ抜ける。
陽の光が少し弱くなってきた。
おそらく4時過ぎ。
十勝川は、ガイドブックにも「流速が早い」と記されている。
確かに、去年下ったお気楽豊平川とろとろ下流域とは全く違う。
こちらは中流域、見た目の速度は恐らく小走り程度(7~8km/h)に見える。
ただ、ところどころ浅くなっており、ライニングダウン(艇から降り、艇を引っ張りながら浅瀬を歩くこと:すごくめんどくさく疲れる)を強いられる。
そのせいもあり、意外にも距離は来ていないのか。
川は、中州に流れを分断され、何本かに分かれて流れていた。
ふと何気なく、広い幅で流れる本流筋では、また浅瀬が出現してライニングダウン…の可能性がふと頭をよぎった。
川幅が狭くなった方には、木々で先は見えないがとうとうとした水の流れが見える。
「よし、狭いほうに行ってみるか」
カヌーの方向をそちらに定め、流れに入って行った。
蛇行した先で見た景色は…
今、思い出しても恐くなる、いや、今思い出すから恐くなる光景だった。
その水路は、川幅一杯に早い速度で流れており、流れによってえぐられたような両岸ではフネもつけられない。
もちろん止まることなんかできない。
その先には、倒木が3重にもなって川をほぼふさいでいた。
「わわわわっ!どうしようどうしよう!?!?」
流れは待ってくれない。
そのままの速度で、なんとかジタバタして1本目の倒木の切れ目を抜けた。
しかし、数メートル先にすぐに2本目が…
そして2本目とVの字になるように、3本目も横たわっている。
もうこうなってはいくら腕があろうとも(無いけどね)、自然の流れに身を任せるしかない。
最後にパドルで倒木を直接突いてダメージを弱めようとトライしてみたが、悲しいかな何の力にもならず、ボイジャー号は川の流れに押されるように、2本目の倒木に側面から衝突、そのまま水流によって木に貼り付いてしまった。
「ふーっ。ごめん。こんなルートを選んだ僕がバカだった」
ボイジャー号の側面には、倒木と衝突したダメージが残っていたが、船体布は破れてはいない。
そして幸いにも、ここの流れは意外と浅く、ひざ下ぐらいであったで、いったん降りてフネを立て直して抜ける事ができた。
それでもフネに当たる水流は強く、方向修正にかなりの時間を要した。
その場はなんとか脱出できたが、倒木が見えたあの光景は、僕をすっかり弱気にさせていた。
「ガイドブックに送電線が見えたら祥栄橋近しとあったな」と思い出す。
送電線が見えてくるのを、たよりなくパドリングしながらひたすら待った。
どれぐらいヨボヨボと漕いだだろう、ようやく、送電線が見えた。
あと1キロもすれば祥栄橋で上陸だ。
喉は渇ききり、お茶を流したあの沈を心から恨んだ。(笑)
移動のせいもあり、体はもうクタクタだった。
早く、早く、早く…
強く願うほど思いは叶わなくなるもので。。。。。。
祥栄橋までの出来事
沈をした後は、もちろん全身水浸し、コクピット内も一時浴槽状態になり全てが濡れ、もう何がどうとかこうとか一切なくなった!!
「いよっしゃぁ~、行くぞぅ!!!」
川下りの続きだ。
まだ多分、1キロぐらいしか進んでいない。
事前にgoogleサテライトで確認していた落ち込みが来た!
また沈しても同じ!オーライオーライ。
スカウティング(危険な流れの下見をすること)なしに突っ込む。
水中のテトラポットが、流れに数十センチ程度の落ち込みを作っていた。
バウ(フネの舳先側)デッキが一瞬波の中に。
次の瞬間、バウに当たって砕けた水しぶきがビシャビシャと顔に当たる。
「ウワッホォーイィ!」
おもしれぇ!!
続いて同じく水中のテトラが水面に波を作っている場所があったが、ここも瀬としては1級程度、フネの直進安定性を保ち漕ぎ抜ける。
陽の光が少し弱くなってきた。
おそらく4時過ぎ。
十勝川は、ガイドブックにも「流速が早い」と記されている。
確かに、去年下ったお気楽豊平川とろとろ下流域とは全く違う。
こちらは中流域、見た目の速度は恐らく小走り程度(7~8km/h)に見える。
ただ、ところどころ浅くなっており、ライニングダウン(艇から降り、艇を引っ張りながら浅瀬を歩くこと:すごくめんどくさく疲れる)を強いられる。
そのせいもあり、意外にも距離は来ていないのか。
川は、中州に流れを分断され、何本かに分かれて流れていた。
ふと何気なく、広い幅で流れる本流筋では、また浅瀬が出現してライニングダウン…の可能性がふと頭をよぎった。
川幅が狭くなった方には、木々で先は見えないがとうとうとした水の流れが見える。
「よし、狭いほうに行ってみるか」
カヌーの方向をそちらに定め、流れに入って行った。
蛇行した先で見た景色は…
今、思い出しても恐くなる、いや、今思い出すから恐くなる光景だった。
その水路は、川幅一杯に早い速度で流れており、流れによってえぐられたような両岸ではフネもつけられない。
もちろん止まることなんかできない。
その先には、倒木が3重にもなって川をほぼふさいでいた。
「わわわわっ!どうしようどうしよう!?!?」
流れは待ってくれない。
そのままの速度で、なんとかジタバタして1本目の倒木の切れ目を抜けた。
しかし、数メートル先にすぐに2本目が…
そして2本目とVの字になるように、3本目も横たわっている。
もうこうなってはいくら腕があろうとも(無いけどね)、自然の流れに身を任せるしかない。
最後にパドルで倒木を直接突いてダメージを弱めようとトライしてみたが、悲しいかな何の力にもならず、ボイジャー号は川の流れに押されるように、2本目の倒木に側面から衝突、そのまま水流によって木に貼り付いてしまった。
「ふーっ。ごめん。こんなルートを選んだ僕がバカだった」
ボイジャー号の側面には、倒木と衝突したダメージが残っていたが、船体布は破れてはいない。
そして幸いにも、ここの流れは意外と浅く、ひざ下ぐらいであったで、いったん降りてフネを立て直して抜ける事ができた。
それでもフネに当たる水流は強く、方向修正にかなりの時間を要した。
その場はなんとか脱出できたが、倒木が見えたあの光景は、僕をすっかり弱気にさせていた。
「ガイドブックに送電線が見えたら祥栄橋近しとあったな」と思い出す。
送電線が見えてくるのを、たよりなくパドリングしながらひたすら待った。
どれぐらいヨボヨボと漕いだだろう、ようやく、送電線が見えた。
あと1キロもすれば祥栄橋で上陸だ。
喉は渇ききり、お茶を流したあの沈を心から恨んだ。(笑)
移動のせいもあり、体はもうクタクタだった。
早く、早く、早く…
強く願うほど思いは叶わなくなるもので。。。。。。
