2008年10月27日
北海道の川を旅する 《後志利別川06 6/E》
2006年11月02日00:00
夜空
やがて陽は落ちたが、我々のテンションはアルコールの力で最高潮に上がっていた。
KKは僕が頻繁に小便に立ち上がるのを笑い、ジョーという音を聞いてまた笑った。
僕はビールを飲むと、とにかくトイレの回数が多い。
9月1日。
北海道では盆を過ぎると、外の空気が秋のものへと一気に変る。
日中は暑かったこの日も、すでに吐く息が白くなりつつあった。
焚き火にあたりながら、下ネタで大いに笑う。
十勝川で一人きりでやった焚き火とは何もかもが違う。
夜空
やがて陽は落ちたが、我々のテンションはアルコールの力で最高潮に上がっていた。
KKは僕が頻繁に小便に立ち上がるのを笑い、ジョーという音を聞いてまた笑った。
僕はビールを飲むと、とにかくトイレの回数が多い。
9月1日。
北海道では盆を過ぎると、外の空気が秋のものへと一気に変る。
日中は暑かったこの日も、すでに吐く息が白くなりつつあった。
焚き火にあたりながら、下ネタで大いに笑う。
いつしか会は宴もたけなわ、10時をまわっており、焚き木も少なくなってきた。
しかし我々のテンションは下がらず、わざわざコンビニまで行ってはいらないダンボールをもらって来、それを焚き火にくべて燃やし、大いに盛り上がり続けた。
ダンボールがあっという間に勢い良くデカイ炎を出し、しかしすぐに沈火していくのを、(なぜそれが面白いのかは今考えると全く理解不能だが)大笑いして見ていた。
あぁ、寒い。
そして、眠い。
ふと見上げたほぼ黒に近いブルーグレーの空には、満天の星が輝いていた。
僕らをとりまく周辺は、漆黒の闇へと変わっていた。
そんな中僕は、この日最後の小便を放った。
旅の幕切れは
歯だけは磨いた。
その後、どうやって眠りについたのか覚えていない。
翌朝は、犬がテントの周りをガサゴソする音で目がさめた。
KKは中学校の時以来使ったことが無いという、おそろしい寝袋にダウンのジャンバーをかけて眠っている。
6時半…
すっかり明るい。
普段は飲まない、朝一番のコーヒーを薄明るい川原で飲む計画。
どうやらまた叶わなかったようだ。
せっかくなので起きて釣りをしよう。
と思い、サオを持って外に出た。
「キモチワルッ。ちょっと飲みすぎたかな…」
と思いながらサオを振る。
また振る。何度も振る。
魚はいっこうにかからない。
「ん!?ヤバイか!?」
吐き気を覚え、サオを引っ込め、テントに戻ろうと思ったら。。。
アウトドアリバース。完璧に二日酔いである。
後志利別川、そして今金町、川を汚してごめんなさい…
結局この後、やたら水分がほしくて、そして入ったコンビニでガリガリ君がやたら食いたくて、アイスだのスポーツドリンクだのガブガブ飲んだが、それらも再度リバース。
午前中はテントの中でぐったりだった。
KKはその間、なんと普通のルアーで鮎を2匹も釣り上げていやがった。
なんて奴だ。。。
気持ち悪くなかったら、多分焼いて食っていただろう。
残念。
それにしてもこんな旅の幕切れ。
二日酔いでダウン。
十勝川でも思ったこと。
「俺はこんなところで何をやっているんだ…」
でも、意味は全く違う。
ありがとう、また来るよ。
来年、来る。

******************************************
北海道の川を旅する《後志利別川06》 あとがき
******************************************
この年2本目の川下り。
初めて2人での川下り。
無邪気に楽しかった、それに尽きました。
仲間っていいですね。
僕がテントで寝ている間、KKはイヤなBBQコンロの後始末をきっちりとやってくれていました。
ありがとう。
また来年行こうぜ。
来年は、歴舟川、十勝川、そしてこの後志利別川をもう一度。
しかし我々のテンションは下がらず、わざわざコンビニまで行ってはいらないダンボールをもらって来、それを焚き火にくべて燃やし、大いに盛り上がり続けた。
ダンボールがあっという間に勢い良くデカイ炎を出し、しかしすぐに沈火していくのを、(なぜそれが面白いのかは今考えると全く理解不能だが)大笑いして見ていた。
あぁ、寒い。
そして、眠い。
ふと見上げたほぼ黒に近いブルーグレーの空には、満天の星が輝いていた。
僕らをとりまく周辺は、漆黒の闇へと変わっていた。
そんな中僕は、この日最後の小便を放った。
旅の幕切れは
歯だけは磨いた。
その後、どうやって眠りについたのか覚えていない。
翌朝は、犬がテントの周りをガサゴソする音で目がさめた。
KKは中学校の時以来使ったことが無いという、おそろしい寝袋にダウンのジャンバーをかけて眠っている。
6時半…
すっかり明るい。
普段は飲まない、朝一番のコーヒーを薄明るい川原で飲む計画。
どうやらまた叶わなかったようだ。
せっかくなので起きて釣りをしよう。
と思い、サオを持って外に出た。
「キモチワルッ。ちょっと飲みすぎたかな…」
と思いながらサオを振る。
また振る。何度も振る。
魚はいっこうにかからない。
「ん!?ヤバイか!?」
吐き気を覚え、サオを引っ込め、テントに戻ろうと思ったら。。。
アウトドアリバース。完璧に二日酔いである。
後志利別川、そして今金町、川を汚してごめんなさい…
結局この後、やたら水分がほしくて、そして入ったコンビニでガリガリ君がやたら食いたくて、アイスだのスポーツドリンクだのガブガブ飲んだが、それらも再度リバース。
午前中はテントの中でぐったりだった。
KKはその間、なんと普通のルアーで鮎を2匹も釣り上げていやがった。
なんて奴だ。。。
気持ち悪くなかったら、多分焼いて食っていただろう。
残念。
それにしてもこんな旅の幕切れ。
二日酔いでダウン。
十勝川でも思ったこと。
「俺はこんなところで何をやっているんだ…」
でも、意味は全く違う。
ありがとう、また来るよ。
来年、来る。
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北海道の川を旅する《後志利別川06》 あとがき
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この年2本目の川下り。
初めて2人での川下り。
無邪気に楽しかった、それに尽きました。
仲間っていいですね。
僕がテントで寝ている間、KKはイヤなBBQコンロの後始末をきっちりとやってくれていました。
ありがとう。
また来年行こうぜ。
来年は、歴舟川、十勝川、そしてこの後志利別川をもう一度。
北海道の川を旅する 《後志利別川06 5》
北海道の川を旅する 《後志利別川06 4》
北海道の川を旅する 《後志利別川06 3》
北海道の川を旅する 《後志利別川06 2》
北海道の川を旅する 《後志利別川06 1》
北海道の川を旅する 《後志利別川06 4》
北海道の川を旅する 《後志利別川06 3》
北海道の川を旅する 《後志利別川06 2》
北海道の川を旅する 《後志利別川06 1》
Posted by 餅 at 00:02│Comments(0)
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