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2008年10月25日

北海道の川を旅する 《後志利別川06 5》

2006年11月01日23:25

 上陸

結局、大将と呼ばれる屈強な枝(幹?)をも積み込んだボイジャーは、野営地までの間、最後と思われる落ち込みを迎えていた。

 餅「おぃ、どっちだ!?」
 KK「わかんねぇ、毎回ながらわかんねぇ」

と言うように、あれよあれよという間に落ち込みはやってくるのだが、まったく上達しない我々タンデム。
結局落ち込みの前で座礁。ザー。
多いぞ、ライニングダウンの回数が。
北海道の川を旅する 《後志利別川06 5》そして、ついにキャンプ地となる川原が見えた!

薄汚れた新車・ノアも無事だ、車上荒らしにもあってない様だ。一安心。
そして上陸。
笑顔がこぼれる。
楽しかった!!
この時、僕もKKも、これ以降の川下りは必要ないだろうと感じていた。
恐らく、ここから先はゆっくりとした流れの単調な川になるだろう。
ここでやめても結果はさほど変わるまい。


さて、上陸したとなると準備に大わらわとなる。
まずは買出し。
これがお気楽キャンプの本当に気楽なところだ。
その日の晩に使う道具を、夕方買いに行くんだから…
ナメきってる。
しかし文明万来の現代。
文明の利器を使わない手はない。
この今金町には、ホームセンターとスーパーが一緒になった、おそろしいほど便利なショッピングセンターがあるのだ。
(どこにでもあるか。)
クルマでちょいと10分程度。
クーラーバッグ、BBQセット、炭、金槌(ペグハンマーに使うのには、金槌が一番だと思う)。
肉、野菜、お菓子、パックに入ったごはん、ビール、水。
財力と文明の力に頼ったヘナチョコキャンプがスタートする。


 キャンプ

宿営地に戻る。
僕はテントの設営、KKは火おこしだ。

北海道の川を旅する 《後志利別川06 5》

早くしないと真っ暗になる。
この場所は、近くに街灯もなく、夜間は真っ暗になるだろう。
1キロほど先に橋があるが、その外灯の灯りはここまで届かない。
一通りの準備が終わり、ビール(もちろん一番搾り)で乾杯する頃には、かなり薄暗くなってきていた。
焚き火はチロチロと燃えていたが、なかなか燃えない焚き木ばかりで、苦戦。
炭火も照明にはなり得ない。
僕は、”普通のランタン”を持っていない。
当然ここで、”肉は焼けているのか否か”が大問題となる。

 KK「なんとなく雰囲気で食うべ」
 餅「野外で下痢になるぞ」

といったやりとりもかえって楽しいものになった。
クルマのヘッドライトで照らそうという僕の提案を、KKは一応の雰囲気を楽しむことを理由に断りやがった。
そして結局、情けない灯りのテント内用の真っ白い光線を放つLEDライトで、BBQコンロをなんとなく照らした。

肉を焼き、スーパーの惣菜コーナーにあった冷たいご飯に乗せてほおばる。
あぁ。
きっと家で食べたらマズいのだろう。
ロケーションのパワーだ。
ものすごく、ウマい。


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