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2010年08月03日

北海道の川を旅する 《後志利別川10 後3》

 女子の効果

正直、お手上げなのである。
次回の参加予定女子の話(妄想)を延々と何時間も語り続け、『この時はこれで、絶対惚れるよなー!!!』『いやいや、俺はこうしますよ!!』『ちょぉっと待て、お前それはズルいぞ』『いいじゃないですか、そっちは○○ちゃんで…』なんて会話が続きに続いたのである。
(”これ”とか”それ”は、具体的に書けないのである)

眠れるワケがない。

興奮はソロテントに潜り込んでからも続いていた。
後志利別川は、なんとなく瀬音を立てて流れ続けた。
何一つ、気にならなかった。
こんな夜は、初めてである。

翌朝は目覚めとともに女子の会話が続いた。
ひどいというか、バカ丸出しである。
誰にもそんな会話は聞かせられないし、書くことも不可能だ。

これが男の世界の本質なのだ。

従って、こんなのどかな場所で自然を満喫していても

 北海道の川を旅する 《後志利別川10 後3》

こんな誰も来ないようなところに、こんなカンバンが立ててあっても

 北海道の川を旅する 《後志利別川10 後3》
いや、そうではない。

 『川がすき…』

本当にそう思うなら、こんなバカげたカンバンを立てるなと言いたいのである。
なんぼ遣ってんだよ、このカンバンに…
普段なら行政のアホさ加減を思い切り批判するのだが、今回は説得力がない。

さて、時は翌日。
僕はクルマをゴール地点にデポジッて、バスで再びキャンプ地に戻ってきた。
長い漕行の始まりである。
キャンプ地で練習。

 北海道の川を旅する 《後志利別川10 後3》 北海道の川を旅する 《後志利別川10 後3》

二人で漕ぐということは、漕いでいる姿を写真に撮れるチャンスなのだ。
今まで僕は何度も何度も川下りをしたが、漕いでいる自分の姿を川で写真に収められたのは初めてである。

しかしこの時も、会話は確実に女子話なのであった。


 long way to

ゴールは遠い。
その間の会話は想像がつくと思うので、特に書き入れないこととする。
我々はゴールの今金町市街地に向け、それぞれの艇を出した。

広い空の下、川は浅く広く流れる。

 北海道の川を旅する 《後志利別川10 後3》

後志利別川という川は、思い切りトロトロの流れであるか、一瞬ワッと発生してくる瀬か、どちらかの流れしかない。
川が流れのサイドチェンジを行う時、かならずその瀬は現れ、河岸の木を何本かなぎ倒している。
岸から幹を真横に伸ばしてなお踏ん張っている木は、非常に危険なストレーナーである。
流れを読めず流されると、この幹の餌食となって沈は免れない。

 北海道の川を旅する 《後志利別川10 後3》

どの川でも言える事であるが、流れの中でストップやバックが出来ないと、悲惨な結果が待っている。
後志利別川は、とうとうとした流れが無い川であるので、このコントロールはさほど困難ではない。

また、たまに現れる普通の瀬を通過する際、水深が浅いために僕のボイジャーはひっかかりまくり、M野氏のシットオンは川底をガリガリやりながら流れた。
もし僕が前を漕いでいたら、ザラ瀬の中で追突されてしまう。
衝突は面倒くさいので、いつの間にか僕は先行する立場をM野氏に任せていた。



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この記事へのコメント
こんばんは。

シットオンもいいですね。
海でも使えそうだし、開放的でいいですね。

看板!
ほんとつまらない看板が多すぎる。
「わんこのフンをかたずけろ」の類の看板はいたるところにあり、
当たり前のことを看板にするな!といいたいです。

アメリカじゃ見かけなかったな・・・。
Posted by yokappe at 2010年08月05日 18:53
>yokappeさん

シットオンはなかなか使えますよ!
保管場所さえあるなら、僕も欲しいぐらい。
看板、ホント残念です。
なんでこういうバカげたものに金をかけるのか。
ちうかアメリカ!?住んでたんすか!?
Posted by 餅 at 2010年08月07日 01:47
こんばんは。

アメリカに住んだことがありません。
でも、住んでもいいかな~。

三度ほど遊びに行ってきただけです。
それも田舎ばかりです。
大自然に感激しましたが、かような看板は見かけませんでした。
それどころか、無料のわんこ用のウンチ袋と捨て場が用意されてました。

ツアーじゃなくてフリーで行くものですから、好き勝手に遊べましたよ。
Posted by yokappe at 2010年08月09日 23:47
お、おぉー。
アメリカンなyokappeさん。
そうでしょうそうでしょう、こんな河川行政が行われているバカげた国は日本だけですよ。
国民の価値観とも大きくズレてしまっている…
予算が余ったのでしょう。

アメリカの田舎、しかもフリー。うらやましいです。
『旅』って感じがします。

いつか焼酎片手に、その旅行記を聞いてみたいもんだなぁ。
Posted by 餅 at 2010年08月10日 23:54
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