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Posted by naturum at

2012年05月27日

四国の川を旅する《四万十川 04》

 アメアガル

早い時間から起きてはいた。
前の日、ほぼ丸一日、強い雨が降った。
最後の清流と呼ばれる四万十も、この雨では清流具合をはかることは不可能であろう。

 「下らないで帰っちゃおうかなぁ」

なんて情けない思いもつい湧き出てくるのである。

しかしとりあえず、外からは雨の音がしない。
シュラフから這い出し着替え、外に出てみる。

晴れている!!
これは行けるんじゃないか!!

川を見てみる。

あぁ…清流とはほど遠い、透明度は並みの川以下だ。
しかしこの四万十の風景の中、なんとか漕ぎだしたい思いが沸いてきていた。
簡単な朝食を済ませ、カヌー館へ向かう。
今日の漕行を相談するためだ。

 「この増水では、レッスンは中止するレベルです」

なんと!!
ウソ!!
そうなの!?
俺、出たいよ?今日。

 「いや、川の中に受講生の方がとどまることができないレベルって意味で…
  経験のある方なら何も問題ないと思います。」

よし。
うし。
わかった。
泥水増水の十勝川中流を経験してきている。(やられちゃったけど)
今日はやっぱり、出よう。

東屋サイトに戻り、川地図とにらめっこ。
一体どこまでを下る目標にしたら…

実は恥ずかしながらこの時、キャンプする気が失せていたのだ。
2日間、雨の中で一人過ごし、すっかりやられてしまっている。
人恋しさがハンパ無いのである。

 「俺って、荒野のキャンパーじゃなかったのかな…」

とてもじゃないがその辺の河原にテントを張る気力は無かった。
ドン底まで、淋しくなっていたのだ。
民宿とか、そういうところに泊ろう…(弱)

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Posted by 餅 at 23:43Comments(4)1204四万十川

2012年05月13日

支笏湖音楽合宿

四万十川シリーズを執筆中ですが。
まだまだ終わらない四万十川の執筆中にも、活動は行われるわけであり。

支笏湖に行ってきました。

何をしにって、キャンプですけど目的は音楽強化。
今年の1月頃からやたらと人前に出てサックスを吹くようになりました。

でやーっ。

 

こういう感じで気持ちよく吹き、7月のライブ出演に向けて練習するのが目的、キャンプはその手段なのです。



さ、とにかくこんなことをするならキャンプ場なんかに行けるはずもない。
人のいない場所に行かなければ。

支笏湖某所。

しかしながらこの雪解けの季節はクマさんのお目覚め、徘徊の季節でもあります。
普段は人気のない場所、厳重にチェックしなければなりません。
まずは僕一人、サイトに糞や足跡、爪痕のチェックに出ました。
結果、多分大丈夫。
鹿の痕跡はたくさん。
支笏湖でもおそらく鹿が増えている。
冬場はエサが極端に少なくなるため、やわらかめの樹皮を、鹿が食べてしまいます。
こうなってしまった木は、やがて枯れます。

 

でも我々が鹿狩りをするワケにはいきません。
こっちはお遊びで進入するのであります。

今回もパートナーはおなじみのM野氏。
二艇を準備。

 

僕と彼の艇に荷物を満載し、出航。
もちろん、酒飲みながら飲酒パドリング。

 

到着後はタープを張って活動開始。
ちうか、ひさしぶりのソリステの打ち込み感にウットリしながら。。

 

 

今回の主役はキャンプでもカヌーでもない。
ってすごいな、そんなキャンプ…

音楽を練習しに来たのであります。

  

でもきっちりとキャンプのメニューもこなしますえ。

 

大量の焚き木。
僕は焚き木集めに土嚢袋を持って行きます。
これがごっそり入っていいのだ。
腰痛くなるけど。

 

焚き火にあたりながら、人の生楽器の演奏を聴き、酒を飲むっていうのが昔からの夢でした。
夢が叶った!意外と簡単に。笑

しかしながら毎度のM野氏、お早い就寝でひとり孤独な時間帯が。
焚き火がゴウゴウと燃える。

この日、支笏湖畔でもっとも大きく勢いの良いティピー型の焚火をしたのは、僕に違いない。

 

翌日は、きっちりカヌーでも遊びましたよ。
初日は小雨が降ったりやんだりで今ひとつ乗りきれなかったので。
鏡面の支笏湖を漕ぐのはキモチイカッタ。。。

   


Posted by 餅 at 23:47Comments(2)いろいろ

2012年05月07日

四国の川を旅する《四万十川 03》

 四万十初日、雨の夜

僕の東屋サイトは細長いキャンプ場の端に位置していた。
向こうには小雨に煙った他グループの灯りが見える。

 「きっと楽しくやっているんだろうなぁ。」

なんだか淋しくなってきた頃、水が飲みたくなり、自販機へ向かうことにした。
そのグループの前を挨拶をしながら通りすぎようとすると、女の子が「一緒に飲みませんか?」と声をかけてきてくれた。
ありがたい…
ダンディな父ちゃん3名と、若い女の子。

二つ返事で参加させてもらうことにした。
大きなマグを手渡され、とたんに焼酎が注がれる。

 「乾杯!どこから来たの?」
 「札幌です!」
 「ええっ!?そらまた遠いとこから…おれらは福岡たい!あれ?さっき温泉におらんかった?」

あっ、さっき山村ヘルスセンターで先にお風呂に入られてた方々だ。

 「すごい!日本の南北から四万十に!」
感激してくれていた女の子はこのグループとはまた別のグループから合流してきて一緒に飲んでいる子であった。

 「我々はね、釣りをしながら歩いてるんですよ」
3人組のダンディ父さん達は、福岡を起点としてあちらこちらに釣り行に出かけているらしい。

どんどん話が広がる。
お互いの旅の経緯、旅のスタイル、これからの予定の話など、尽きることなく盛り上がる。
自分以外の人の旅の話を聞くのは面白い。
相手の話に身を乗り出して聞き入る感じだ。
更にはひょっとして共通の知り合いがいるのでは!?と思ってしまうような、長崎の五島列島にいた方が参加してくれたり、楽しい宴は続いた。

 

すっかりごちそうになってしまい、ほろ酔いで自分の東屋サイトに戻る。
雨はすっかり本降りになっていた。
楽しい飲み会の後に、一人暮らしの寂しい部屋に戻ってきた感覚がある。
仲の良い友達とメールをしながら歯磨きを終えてテントに潜り込む。

今回のシュラフには期待している。
高知の4月の気温状態から判断して新たに購入したモンベルの『スーパーストレッチダウンハガー#5』だ。
今回の旅、装備増強の急先鋒である。

あたりは雨の音しか聞こえなくなった。
四万十にやってきて、初めての夜。
いきなり淋しさに押しつぶされそうになる。

明日は一日強い雨が降ると予報が出ている。
友達からメールをたくさん送ってもらう。
遠く札幌から、強さを分けてもらって眠りに就いた。  続きを読む


Posted by 餅 at 01:06Comments(4)1204四万十川
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