2011年02月20日
世界遺産で鳥 その2
1月14日早朝、僕とノエの父子は網走行きの特急に乗り込んだ。
札幌から網走までの乗車時間はゆうに5時間を越える。
普段であればこの有意義な時間を確実にビールとつまみで過ごすはずの僕であるが、この時はそうはいかなかった。
網走からクルマの運転を控えているのであった。
仕方なくモグモグと何かを食べては、水を飲む。
景色に飽きたら鳥のDVDを見たりして、この長い時間を過ごした。
電車が網走に近付く。
左手には網走湖が見えてくるはずである。
この網走湖自体、鳥達の集まるスポットとなっていることから、今回標的にしているオオワシ・オジロワシの姿を確認できるかもしれないと、僕とノエは車窓に釘付けとなった。
「あぁっ!ノエ!あれ!あれ!」
冬枯れの林を進む車窓から、枝にとまる数羽のオオワシを発見した!
「うわぁ、すごい!いたいた!」
ほどなくノエが叫ぶ。
「お父ちゃん、あれ!あれ!」
今度はオジロワシが1羽、羽を休めているのが見えた。
すごい。
さすがオホーツクの町だ。
あっという間に標的を確認してしまった。
網走駅に到着。
上空を見上げると、なんといきなりオジロワシが飛んでいるではないか!
「す、すごい所に来ちゃったぞ…」
父子はここですでに大興奮である。
レンタカーを借りて、まずは濤沸湖を目指す。
鳥見の一級地と評されている場所だ。
まずは水鳥が集うスポットに立ち寄る。
ここでは見慣れたオオハクチョウやオナガガモ、マガモ、ホオジロガモといった、餌付けされ人懐こい奴らがわんさかといる。
どこでも見られるようなメンツではあるが、この旅では一種類でも多くの鳥を確認したい。
人間の手によって集められた鳥達に疑問を抱かないでもないが…
かわいい。
群れる水鳥たち。
しかし鳥インフルエンザの危険が騒がれている時。
触れ合うことは他観点からしても避けたほうが賢明であろう。
この場所でしばらく水鳥たちを眺めて喜んでいたが、出発することにする。
クルマを少し走らせたところで、さっきの水鳥たちが一斉に飛び立つのが見えた。
「カモちゃん達飛んだぞ!?猛禽が来てるかもしれないよ!?」
とノエに話したかと思ったその矢先、湖の上をオオワシが滑空しているのが見えた。
「あぁぁぁっ!!!」
本命の出現に、クルマを急いでUターンさせる。
オオワシを追跡するのだ。
「あっちに行ったよ!」
ノエの指す方向に、クルマを走らせる。
オオワシがとまった木を確認できた。
ゆっくりと近付く。
「うわぁーかっこいい!」
鳥見の時は、ノエと僕の関係は、親子ではなくてパートナーである。
二人で同時にうかれる。
悠然と枝にとまるオオワシ。
それも、二羽。
黒と白の羽、あざやかな黄色のクチバシ、脚。
とても美しい。
ノエはクルマの外に出て彼らをより近くから確認していたが、オオワシたちはこちらを気にすることもなく、その姿を近くから見せてくれた。
この日のために購入した、16倍ズーム可能なデジカメも頼もしい。
この後、濤沸湖をぐるりと回るように車を走らせたが、木にとまり休むオオワシやオジロワシをたくさん確認することが出来た。
原野地帯を通った時、ノエが「何かいた!」と言う。
慌てて確認しに戻ると、今まで見たことがなかったオオタカが食事中であった。
しかしこのオオタカは用心深く、僕らのクルマがゆっくりと近付くとそのメシを掴んで飛び去っていってしまった。
写真に撮りたかったが、オオタカを見られたことで満足。
濤沸湖周辺では、アカゲラやキタキツネなども確認することが出来た。
ものすごい自然の濃度である。
この日は斜里にホテルをとっていたが、そこを目指す途中に滑空中の大きなオジロワシを確認、わき道にそれつつその鳥をおいかけた。
飛翔写真を撮りたかったのである。
あせって追いかけた結果…
後日、冬休みの宿題でノエが描いた絵日記である。。
札幌から網走までの乗車時間はゆうに5時間を越える。
普段であればこの有意義な時間を確実にビールとつまみで過ごすはずの僕であるが、この時はそうはいかなかった。
網走からクルマの運転を控えているのであった。
仕方なくモグモグと何かを食べては、水を飲む。
景色に飽きたら鳥のDVDを見たりして、この長い時間を過ごした。
電車が網走に近付く。
左手には網走湖が見えてくるはずである。
この網走湖自体、鳥達の集まるスポットとなっていることから、今回標的にしているオオワシ・オジロワシの姿を確認できるかもしれないと、僕とノエは車窓に釘付けとなった。
「あぁっ!ノエ!あれ!あれ!」
冬枯れの林を進む車窓から、枝にとまる数羽のオオワシを発見した!
「うわぁ、すごい!いたいた!」
ほどなくノエが叫ぶ。
「お父ちゃん、あれ!あれ!」
今度はオジロワシが1羽、羽を休めているのが見えた。
すごい。
さすがオホーツクの町だ。
あっという間に標的を確認してしまった。
網走駅に到着。
上空を見上げると、なんといきなりオジロワシが飛んでいるではないか!
「す、すごい所に来ちゃったぞ…」
父子はここですでに大興奮である。
レンタカーを借りて、まずは濤沸湖を目指す。
鳥見の一級地と評されている場所だ。
まずは水鳥が集うスポットに立ち寄る。
ここでは見慣れたオオハクチョウやオナガガモ、マガモ、ホオジロガモといった、餌付けされ人懐こい奴らがわんさかといる。
どこでも見られるようなメンツではあるが、この旅では一種類でも多くの鳥を確認したい。
人間の手によって集められた鳥達に疑問を抱かないでもないが…
かわいい。
群れる水鳥たち。
しかし鳥インフルエンザの危険が騒がれている時。
触れ合うことは他観点からしても避けたほうが賢明であろう。
この場所でしばらく水鳥たちを眺めて喜んでいたが、出発することにする。
クルマを少し走らせたところで、さっきの水鳥たちが一斉に飛び立つのが見えた。
「カモちゃん達飛んだぞ!?猛禽が来てるかもしれないよ!?」
とノエに話したかと思ったその矢先、湖の上をオオワシが滑空しているのが見えた。
「あぁぁぁっ!!!」
本命の出現に、クルマを急いでUターンさせる。
オオワシを追跡するのだ。
「あっちに行ったよ!」
ノエの指す方向に、クルマを走らせる。
オオワシがとまった木を確認できた。
ゆっくりと近付く。
「うわぁーかっこいい!」
鳥見の時は、ノエと僕の関係は、親子ではなくてパートナーである。
二人で同時にうかれる。
悠然と枝にとまるオオワシ。
それも、二羽。
黒と白の羽、あざやかな黄色のクチバシ、脚。
とても美しい。
ノエはクルマの外に出て彼らをより近くから確認していたが、オオワシたちはこちらを気にすることもなく、その姿を近くから見せてくれた。
この日のために購入した、16倍ズーム可能なデジカメも頼もしい。
この後、濤沸湖をぐるりと回るように車を走らせたが、木にとまり休むオオワシやオジロワシをたくさん確認することが出来た。
原野地帯を通った時、ノエが「何かいた!」と言う。
慌てて確認しに戻ると、今まで見たことがなかったオオタカが食事中であった。
しかしこのオオタカは用心深く、僕らのクルマがゆっくりと近付くとそのメシを掴んで飛び去っていってしまった。
写真に撮りたかったが、オオタカを見られたことで満足。
濤沸湖周辺では、アカゲラやキタキツネなども確認することが出来た。
ものすごい自然の濃度である。
この日は斜里にホテルをとっていたが、そこを目指す途中に滑空中の大きなオジロワシを確認、わき道にそれつつその鳥をおいかけた。
飛翔写真を撮りたかったのである。
あせって追いかけた結果…
後日、冬休みの宿題でノエが描いた絵日記である。。
2011年02月08日
人間耐寒実験所
冬。
北海道の冬は、とにかく寒い。
前々から、外テントの冬キャンをとにかくやってみたいと思っていた。
それには少々(かなり)勇気がいる。
天候・気温に大きく快適さが左右されるはずだ。
したがって、まずは実験、お試しをやるのが、石橋を叩いて渡る式の挑戦方法としてはセオリーとなるのだ。
定山渓自然の村。
ここは冬期間もクローズすることのない、通年営業のキャンプ場だ。
冬期は主にコテージでのほかほかステイになるのであるが。
そこを、予約した。
我々家族と、友達家族。
2室を借りる。
組合せは、『大人』と『子供』に分かれる。
大人の男性は僕しか参加しておらず、おのずと大人部屋からははじき出される。
子供からはいびきがうるさいからとしめ出される。
という理由付けは実はどうでもいい。
最初から外にソロテントを張るつもりなのだ。
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北海道の冬は、とにかく寒い。
前々から、外テントの冬キャンをとにかくやってみたいと思っていた。
それには少々(かなり)勇気がいる。
天候・気温に大きく快適さが左右されるはずだ。
したがって、まずは実験、お試しをやるのが、石橋を叩いて渡る式の挑戦方法としてはセオリーとなるのだ。
定山渓自然の村。
ここは冬期間もクローズすることのない、通年営業のキャンプ場だ。
冬期は主にコテージでのほかほかステイになるのであるが。
そこを、予約した。
我々家族と、友達家族。
2室を借りる。
組合せは、『大人』と『子供』に分かれる。
大人の男性は僕しか参加しておらず、おのずと大人部屋からははじき出される。
子供からはいびきがうるさいからとしめ出される。
という理由付けは実はどうでもいい。
最初から外にソロテントを張るつもりなのだ。
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