2011 夏至の旅 03

2011年08月25日 22:47

 6月19日pm その1

ボイジャーとM野氏のシットオンを川岸に運ぶ。
大樹橋たもと下流側。
ここから川下りスタートである。
もっとも重要なビールも冷え冷え状態で積み込んだ。

 「ゴウッ!ゴウッ!ゴウッ!ゴウッ!」

アメンボのように水面を走り出す二艇。
いつもながらの最高の一瞬である!!

だが、乗艇約2分でライニングダウンの必要が発生する。
予測通りではあるのだけれども。
しかしながら水がキレイで、歩かされるのもしんどいが嫌な気は一切しない。

 

徒歩から川旅がスタートした。
一枚岩に溝が掘られたような、相変わらずいやらしい川底である。
歩きにくい。
でも歴舟の水にさらされているのは、とても気分がいいものだ。
こんな川、なかなか無いだろう。

 

前回歴舟を単独で下った際にあみ出した『カヌー犬・ボク』のスタイルで下る。
相当疲労して、ようやくふるさと大橋の近くまで来た。
本当の意味の川下りはここからスタートだ。

 「イヤッホゥ!!!」

岩の切れ目から、透明な水の上を漕ぎ出す。
ここから先はほぼライニングダウン無しに下れるはずだ。
太陽はギラギラと輝き、気温も高い。
ウェットの中は、溜まるほど汗が噴き出している。
暑い…
顔をなでる川風が心地よい。
透明な水が心地よい。
キンキンに冷えたビールがうまい。
周りに誰もいないのが心地よい。
しかし腹が減ってきていた。
適当な川原に上がって昼飯だ。
なぜか二人ともパックの生寿司を昼飯にチョイスしている。
照りつける太陽。
たまらず川に飛び込んだ。

 「ウッヒョォォォォ!!!」

流されながら泳いで遊ぶ。
ウェットの中の汗も、流水で洗った。
水中メガネ、持ってくれば良かったな…
ひとしきり流水で遊んでフラフラになりながら川原に上がった。

 

M野氏からうれしい一言が。

 「お前、いぃぃ顔してんなぁ!」

ありがとうございます。
歴舟のおかげなんです。
俺写真集。

   

そう、こんなことでもやってないと、やりきれない生活を送っているのだ。
いや、そうでもないか。
毎日ビールばっかり飲んでるし。
川下りでもビールばっかり飲んでいるが。
とにかく、川。
いや、歴舟川だ。
まだまだ、路は長い。

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