初日はグルメツアーである。
新千歳空港から飛び立ち神戸に降りる。
神戸に着いたらお昼近くだ。
神戸と言えば洋食!ではないか。
この旅の最初のランチは、出かける前からビフカツ定食に決まっていた。
しかし、僕は悩んでいた。
ビフカツ以外にも、ローストビーフ丼や、オムハヤシなど、一度しかない神戸ランチのメニュー、僕は一体どれにすればいいと言うのだ。
3日ほど悩んだ結果のビフカツである。
三宮の街を早歩きで急ぎ横切る。
お目当ての店に入りビールとビフカツセットをオーダー。
勝手に旅の幕開けの祝杯をあげていると、ビフカツがやってきた。
牛肉特有のくさみが無い
薄めの衣、だが、確実に層を感じるサクサク感。
野菜も特筆すべきうまさださ。シャッキリしながら水分たっぷりうるおっている。
時間を非常に有効に使い、待ち時間もほとんどない状況で高知行きの高速バスへ乗り込んだ。
バスが走り出す。
阪神高速に乗ったことを合図に、コンビニでゲットした神戸づくりのプルタブをプシュッとやる。
バスは明石海峡大橋を通り淡路島へと入り、潮流による荒波の鳴門海峡を越え四国へ突入する。
バスの休憩地、吉野川SAは2年前にキャンプした美濃田の淵が見えて懐かしい思いがした。
定刻よりやや早く、バスは高知に到着!
高知の地名の青看板にいちいち心が揺れる。
高知にはうまいもんがごっそりとある。
有名なカツオのタタキや川海苔の天ぷらなどはもちろんのことであるが、名前も知らない美味珍味が存在するという。
今回、Facebookの高知グループで、ウツボタタキ、ドロメ、のれそれ、清水サバ、鰻、鯨、屋台餃子などの情報を集めていた。
旅の行程は長くはない。
一気に勝負をかけるには地元の名店がこぞって出店している『ひろめ市場』がベストだ。
ホテルにチェックイン後、タッチアンドゴーで早めの夕食に出かけた。
カツオのタタキは塩で。
清水サバの刺身、あおさのりの天ぷらで高知到着記念の祝宴をひとりで開催した。
違う。
いつも食べているカツオのタタキとは全然違う食い物だ。
うま過ぎて、死にそうである。
高知名物屋台餃子、鯨肉刺身、ドロメを追加し、相席をお願いした地元のお嬢さん達にいろいろと情報を聞いた。
ほどよく酔っ払い、四年前にも訪れたバーを探して入店、うれしいことにマスターはかつて僕が来たことを覚えていてくれた!
ありがとうございます!(^_^)
さらに数杯の酒を体におさめ、高知市内で1番好きな風景を見に行く。
高知橋。
四年前に来た時、落涙してしまった場所だ。
景色が胸にすーっと入って来る。
染みる。落ち着く。
夜の高知の空気を存分に味わい、しばらくまったりとしてホテルへと戻った。