支笏湖レイクツーリング 前

2011年07月19日 22:35

「夏至の旅」を執筆しますと公言しているわけですが、なかなかそこまでたどり着けない。
だって、夏至の旅よりこっちの方が先なんですもん。。。


というワケで、今年の(一応)本格的なキャンプはこの支笏湖レイクツーリングが最初となった。
日付は大きくさかのぼり6月11日。
本来であれば、ニセコで山菜キャンプとシャレこむはずであった。
が、天気予報が微妙。
曇りとか雨とか、そんなの。
山菜キャンプには総勢6名でのエントリーをしていたが、そこをキャンセルした。
雨、引率数多、キャンプ場。
そんな条件に、萎えたのである。
そこで、雨でもそこそこ鍛えられている僕とアウトドアパートナーである会社の先輩M野氏との組み合わせで、即席レイクツーリングへと企画を変更したのである。

出発地点はポロピナイの観光スポットである。
ポロピナイキャンプ場が閉鎖になってからというもの、この道端にテントをはってキャンプを楽しむ人たちがけっこういる。
僕らはそういう環境はあまり好きではない。
あくまでもここは、出発地点である。
目的地点は内緒である。
理由は、後ほど書く。
さて、ポロピナイのレストハウス近辺に到着した我々。
天気は青空がのぞくなかなかの好天である。
我慢できてたまるか。
到着早々、キンキンに冷えたビールを取り出し、すぐさま乾杯した。
太陽が、もったいないのだ。

荷物を降ろし、今年初登場となる我が愛艇ボイジャー460Tを組み立てにかかる。
一通りの準備が揃ったころ、青空を隠した雲から、雨が落ちてきた。
多少の雨なら問題なく出発していたところだが、徐々に雨脚が強くなる。

 「さてどうする?」

なんて問いかけは僕らの中では無用だ。
行くったら行くに決まっているのだ。
すでにアルコールに侵されはじめていた僕らは、レストハウスのパラソルの下に移動し、おつまみを購入してしこたまビールを飲んだ。
陽気な我々は、雨なんて気にしない。
ザンザ降りとなった天候の中、歌の練習をしたり下ネタで爆笑したりしながら時を過ごした。

 

雨はますます強くなり、稲光が見えゴウゴウと雷鳴が轟いた。

 「祭りだ!」

こういう時の、我々のキーワードである。
しかし雨もなかなかしぶとく、さらに雨足が強まる。
パラソルからは霧状になった雨が僕らを濡らし、さすがの酔っ払い達も建物の屋根の下に避難した。
しかしテンションはいっこうに落ちない。
サエてる我々は黙らない。
ほら見ろ、雨が弱くなってきた。

 「そら行け!!」

雨が小降りになってきたのを見計らい、我々はフネに荷物を積み込んだ。

 

 「ヒィイーーーーーヤホォォーーーイ!!」

ざまぁみろ。
僕らの勝ちだ。
小雨ふる支笏湖の湖面に漕ぎ出した。
今年最初の漕行である。
もう一体何本飲んだかわからないビール。
湖上でふたたび乾杯だ。
気持ちよくてしょうがない。

 

目指す場所はそう遠くはないはずだ。
遊び漕ぎながら、雨止みを待つ。
天は珍しく我々に味方した。
太陽が顔を出す。

 

爽快である。
支笏湖某所に到着した。

 

問題は、グランドである。
多少なり水はけの良い場所を選んでテントを設営しなければ。
そして、時間は同じ速さで流れる。
遊ぶ時間を多くしなくては、キャンプではない。
サッサと二基のソロテントとタープを設営した。

そうなると遊びの時間がやってくる。
湖上散歩に出かけるのだ。

キレイキレイキレイ!!

 

 

サイトサイトサイト!!

 

で、だ。
ここはどこか。
内緒とは書いたが、どこに泊まろうが支笏湖近辺は国立公園の中にある。
野営は、禁止である。
それはわかっている。
が、言い分はある。
こまごまとここでは書かないが、基本的な考えは

 『ルールは破ることもあるが、マナーは守る』

だ。
屁理屈と言いたければ言え。
主張ないまま部屋に閉じこもるより、明確な考えを元に自然のエネルギーを浴びる選択を、僕はするのだ。


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