シルバー×ブルー 3

2010年01月22日 00:09

シャコタンブルーの中にたいちょおがいち早く漕ぎ出して行った。

うっひょぉーー!

続いて僕もIwaoさんにアシストしてもらいながら一人艇で漕ぎ出す。

うっひょぉぉーー!!

  

僕の乗った白いシーカヤックが滑り出したのを確認して、Iwaoさんも出発する。
幌武意を出て、目指すはマッカ岬だ!
約1kmぐらい?
ものすごく水が美しいんですけど、どうしたら良いのでしょう…

よし、行きましょう!!
マッカ岬へ漕ぎ入るのは2度目の事だ。
僕の大お気に入りポイントである。
断崖絶壁を海が侵食して出来た、その水路を行く。
当然ながら、僕らの周りには切り立った崖がそそり立つ。
今にも小石が落ちてきそうな、迫力のあるロケーションだ。
残念ながらこの迫力を写真に収めることは出来ない。
あまりにも近くに崖が迫りすぎて、シャッターを押しても決して全景を納めきれないカメラという道具では『なんじゃこりゃ?』というような写真にしかならない状態なのだ。

僕はこのマッカ岬、まるで(行ったことはないけど)グランドキャニオンの谷底にいるような気がしてくる。
太陽に照らされ、青く澄んだ水中にはヒトデやウニがはっきりと見える。

  

美しさにため息がもれる。

多少、うねりがありシーカヤック4度目、一人艇は初体験の僕は大いに緊張しながら漕ぎ進んだ。

しかしシルバーウィークを、歴舟でチャリとファルトに身を預けていた僕の体には異変がおきつつあった。

異変。

そう言うよりは、持病が出てきたと言った方が良いだろうか。
椎間板ヘルニアを患ったのはおよそ10年ほど前の事である。
元々腰痛持ちだった僕は、その腰痛対策のためにスポーツクラブに通った。
"バックエクステンション"という背筋を鍛えるマシンを懸命にやった。
重りを重ねて筋肉の限界であろう数値まで上げる。
高負荷の中、背筋運動を行うのだ。

 グキッ

と僕の腰骨が音をたてた。
瞬間、

 アァウッ!

と声が出る。
こんな声を出すのは、マイケルジャクソンの真似をする時以外、初めてのことだ。

 フーウッ!

と声を上げながら、ハイスピードでバックエクステンションをギッコバッタやれたらかっこいいのにな。(そうか?)

つまり僕はこの時、ぎっくり腰をやってしまい、翌日痛みに耐えながらそして、腰の曲がったお婆さんに追い抜かれながら、歩いて行った病院で、

 『椎間板ヘルニアですな。』

と断言されてしまうのであった。
憎き医者!!
そこまで言うなんて、ひどい話である。

結局僕は、この事が原因でスポーツクラブを退会した。

まぁ、そんなことはどうでもいいや。

その日以来、慢性的な腰痛が具体的な病気になってしまった僕は、カヌーイストとしては致命的な爆弾を背負うことになったのだ。

つまり、腰をかばうあまりこういう後傾姿勢でフネを漕ぐことになってしまう。

 

この姿勢は長距離の漕行に支障が出てくる。
疲れやすい体勢なのだ。
キホン中のキホンであるが、フォワードストロークの基本は押し漕ぎである。
腕力ではなく、上半身全体で水をかくパドルを押しながら進むのだ。
当然、この後傾姿勢では押す力が出ない。
腕力でパドルを引いて漕いでいるのだ。

つまり、腰が痛いときの気合の入れ方は、

 レッツエクササイズ☆

なのである。

 「今日は腕を鍛えるぞ!!」

と、本来はしなくてもいいような決意を胸に、さらに奥深い積丹の海へと臨む僕なのであった。



そうそう。話を積丹のツアーに戻すべきである。

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